給水及び排水の管理15
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給水及び排水の管理⑮
計算問題
良く試験にでる計算問題の公式を掲載しております。平成30年度 問題138
含水率98%の汚泥5m3と、含水率96%の汚泥15m3を混合したときの含水率として、最も近い値は次のうちどれか。
解答まず、含水率(がんすいりつ)とは物質に含まれる水分の割合を示したものです。
この問題は 汚泥5m3のうち98%が水分で0.2%が汚泥汚泥15m3のうち96%が水分で0.4%が汚泥
になりその混合の含水率を求めることになります。
汚泥5m3内の汚泥の量は
5 x 0.2 = 1.0m3
汚泥15m3内の汚泥の量は
15 x 0.4 = 6.0m3
つまり全体の汚泥の量は
1.0m3 + 6.0m3=7.0m3
で残りが水分の量になります。
汚泥5m3 + 汚泥15m3 =20m3
なので
0.7 ÷ 20 = 0.035 = 3.5%
が汚泥の量になり
残りが水分量になります。
従って含水率は
100-3.5=96.5になります。
平成28年度 問題138
処理対象人員500人、1人1日当たりの汚水量は200L(人・日)、流入汚水のBOD200mg/Lの条件において、BOD容積負荷から算出したばっ気槽の有効容量として最も適当な値は次のうちどれか。ただし、BOD容積負荷は0.2kg/(m3・日)とする。
解答この問題はばっ気槽の有効容量を求める問題です。
有効容量を求める式は以下の式を使います。
で求められます。ここで、
流入汚水のBOD濃度 =200mg/L
BOD容積負荷 = 0.2kg/(m3・日)
とあります。
従って
流入汚水のBOD濃度 =200mg/L
L=m-3
ということより
200mg/L=200 x 10-3kg/m3
に単位を揃えることができました。
汚水量は
処理対象人員500人、1人1日当たりの汚水量200L/(人・日)
より
500 x 200=100000[L/日]=100[m3/日]
になります。
従って
平成25年度 問題137
ある一定規模の浄化槽を流入汚水量150m3/日、流入水のBODを200mg/L、放流水のBODを20mg/Lとして運転した場合の汚泥発生量として、最も近い値は次のうちどれか。ただし、除去BODに対する汚泥転換率は40%、発生汚泥の含水率は97.5%及び汚泥の密度は1,000kg/m3とし、汚泥発生量の算定は、次式のとおりとする。
解答流入BOD濃度=200mg/L=0.2kg/m3
流入BOD量は
流入汚水量が150m3/日なので
0.2 x 150 = 30[kg/日]
になります。 汚泥発生量の式に代入して 汚泥の密度が1000kg/m3より
432[kg/日] ÷1000kg/m3=0.432[m3/日]
になります。
平成27年度 問題139
水分99.0%の汚泥12m3を水分98.0%に濃縮した場合、濃縮後の汚泥の容積として、最も適当なものはどれか。
解答汚泥12m3のうち99.0%が水分量ということは残りの1%が固形分になります。
従って
12m3 x 0.01 = 0.12m3が固形分になることになり、濃縮後は2%になるので
0.12 ÷ 0.02 = 6m3
になります。
平成25年度 問題139
下の図の反応条件において、生物処理槽のBOD除去量(kg/日)として、最も適当な値は次のうちどれか。
解答BOD除去率=210-80/210 x 100=62[%]
流入水のBOD濃度=210[mg/L] =0.21[kg/m3]
流入水のBOD量=0.21 x 150=31.5[kg/日]
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