建築物衛生行政概論9
建築物衛生行政概論 建築物の環境衛生 空気環境の調整建築物の構造概論 給水及び排水の管理 清掃 ねずみ・昆虫等の防除
単位集 水質検査項目及び特定建築物の水質検査頻度 法令集 法改正 参考資料
建築物衛生行政概論⑧
医学の歴史
今まで医学の歴史に関する問題が出題されたことがなかったのですが、平成30年度に出題されました。
従ってここで医学の関係した重要人物を紹介致します。
ヒポクラテス
西洋医学の祖、医聖といわれているギリシャの医学者。
人間は自然の一部とする考え方によって、宗教から独立した医学の立場を構築。
豊富の経験をもとに、西洋医学に体系の基礎を作った。
医師の倫理行動を規定した「ヒポクラテスの誓い」を遺した。
ハ―ベイ
イギリスの医師
1628年に血液循環論を発表した。
自然の中に生きる、自律した存在としての「人間」が発見された。その功績によってハ―ベイは近代医学の父と呼ばれている。
パスツ―ル
フランスの化学・生物学・細菌学者。
研究分野は、結晶学、発酵と酵素、伝染病等と広範囲にわたっている。
中世の西洋において広く信じられた「自然発生説」に異を唱えた。
コッホ
ゲッチンゲン大学医学部を卒業。
1882年結核菌、1883年にコレラ菌を発見
結核研究でノ―ベル医学生理学賞を受賞
フレミング
イギリスの細菌学者。
オックスフォ―ドのチェインとフロ―リ―がペニシリンの精製に成功。
フレミングによるペニシリンの発見
1945年チェイン、フロ―リ―、フレミングの3名がノ―ベル医学生理学賞を受賞
備考:フレミングといえばフレミングの左手の法則等を発表したジョン・フレミングを思い浮かべますが、ここでのフレミングはアレクサンダ―・フレミングです。
ナイチンゲ―ル
ヒポクラテスの医学を深く信奉した。
ヒポクラテスの医学の理念に立って自らの看護論を構築した。
1854年、クリミア戦争の際、仲間の看護師とともにスクタリを訪れ、陸軍病院での仕事を通じて瘴気論の意義について確信した。
看護の母であると同時に、人類の衛生学、病院の母と呼ぶべきであろう。
ウィルヒョウ
ドイツの細胞病理学者
1858年に「細胞病理学」を発表
細胞が有するその独自性は「細胞から細胞」という細胞自体の自律性があってこそ可能となることを示した。
スノ―
ロンドンの医師
麻酔科医として高名であった。
1855年コレラが水系によって伝染する病気であると報告した。
シュワン
ドイツの解剖学者
顕微鏡を駆使して「組織」の下に、植物と同様、動物も端から端まで全て「細胞」が存在すると報告。
モルガ―ニ
イタリアの医学者
病理解剖学の手法を駆使して、1761年に、人間全体が病気になるのであるが、それぞれ病気には、病気になる固有の場所として「座(sedibus)」と固有の「原因(causis)」が存在すると報告した。
ビシャ―
フランスの医学者
1801年にモルガ―ニがいう「器官」の下に固有の病態を有する「組織」が存在することを見出して、その「組織」が人間全体から独立して「単独に羅病する」ということを報告した。
ヴィザリウス
人体の精密な解剖を行い、1543年に「人体解剖図譜」を発表して、人体の詳細な構造を明らかにした。
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