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令和4年度建築物の構造概論「過去問題解説1」

問題91

建築物と環境に関する用語の組合せとして、最も関係が少ないものは次のうちどれか。

  1. フレキシビリティ――――――――――――間仕切り変更
  2. サスティナブル・ディベロップメント―――持続可能な開発
  3. 屋上緑化――――――――――――――――市街地風
  4. メタン―――――――――――――――――温室効果ガス
  5. コージェネレーション――――――――――排熱の有効利用


解説

答え【3】

屋上緑化は建築物の屋上部分において樹木、多年草等を植栽することです。
市街地風とは関係がありません。
市街地風はサンクンガ―デンのことと思われます。
サンクンガ―デンとは、一般の道路や地盤より低い位置に作られた半地下の広場や庭園のことです。
主に超高層ビルのビル風の風害対策として設けられる。


ここがポイント

問題92

建築物と都市環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 高層建築物の周辺では、局地的に強風が生じることがある。
  2. 一般的なアスファルト舗装面は、土壌面に比べて熱容量が大きく日射熱を蓄熱しやすい。
  3. 地盤沈下は環境基本法で公害と定義している典型7公害の一つである。
  4. 都市化により、都市の中心部の気温が郊外と比較して高くなる現象をダウンドラフトという。
  5. 乱開発などによって市街地が広がることをスプロール現象という。


解説

答え【4】

ダウンドラフトとは、煙の大気拡散現象を表す用語。
煙突から排出される煙の吐出速度が周囲の風速よりも小さく、また、排煙温度が低い場合には、煙はあまり上昇せず、風下にある 建造物の後ろで生じる渦に巻き込まれて降下し、滞留を起こすことがある。この現象をダウンドラフトという。

(4)の都市化により、都市の中心部の気温が郊外と比較して高くなる現象はヒートアイランド現象といいます。
ここがポイント

問題93

建築物の設計図書(意匠図面)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 配置図は、建築物と敷地の関係を示した図で、外構計画などを併せて示すことがる。
  2. 平面図は、部屋の配置を平面的に示した図で、家具や棚等も記入することがある。
  3. 立面図は、建築物の外観を示すものである。
  4. 展開図は、建物内の雰囲気や空間構成を立体的に示すものである。
  5. 詳細図は、出入口、窓、階段、便所、その他の主要部分の平面、断面等の収まりを示すものである。


解説

答え【4】

展開図は、各室の内部壁面の詳細。各壁面の窓やドア、造作家具、設備機器などを示し、天井の高さや窓の取付位置なども併せて示す。

建物内の雰囲気や空間構成を立体的に示すものは透視図の説明です。
ここがポイント

主な図面

配置図建築物と敷地の関係を示す
平面図部屋の配置を平面的に示す
立面図外観図ともいう。東西南北に面する4面を描く
断面図建築物を垂直に切断して内部の立面を示す。主要部を2面以上描く
天井伏図(ふせず)天井の意匠や仕上げ、照明器具、空調器具の大きさ、配置を示す。
天井伏図(てんじょうふせず)とは部屋の天井の仕上げを床から見上げた場合の見取図。天井仕上げ材により両サイドにどれくらいの半端モノを使うか、目地の割付の寸法などを指示するために利用される図面のこと。
仕様書建築工事における材料や製品の品質、性能、施工方法、製造者等を指示するもの
現寸図意匠的に又は構造的に複雑な部分を現尺で描く図面。現寸図は建築基準法に定める設計図書に含まれない。
透視図雰囲気や空間の構成を理解しやすいように建築内部を透視して描いた図
日影図冬至における日照状態を描く
矩計図断面詳細図の1種。建物の代表的な部分の外壁の詳細を示す。
建物の一部を切断して、 納まりや寸法等を細かく記入した断面図の詳細版です。
展開図各室の内部壁面を北から時計回りに描いた図をいう。

問題94

建築物の荷重又は構造力学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 基礎の構造計画をする場合の積載荷重は、床の構造計画をする場合の積載荷重より大きく設定されている。
  2. 家具・物品等の重量は、積載荷重に含まれる。
  3. 片持ち梁のスパンの中央の集中荷重が作用する場合、その先端には曲げモーメントは生じない。
  4. トラス構造の部材に生じる応力は、主に軸方向力である。
  5. 水平荷重には、風圧力、地震力等がある。


解説

答え【1】

(1)については床の構造計画をする場合の積載荷重のほうが大きく設定されています。


ここがポイント

問題95

建築物とその構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 木造住宅の法定耐用年数は、22年である。
  2. 剛性率は、骨組の立面的なバランスを表す指標である。
  3. 制振構造は、建築物の長寿命化と耐久性の向上に寄与する。
  4. 耐震改修には、地震に対する安全性の向上のための模様替が含まれる。
  5. 層間変形角は、各階の層の高さをその層間変位で除した値である。


解説

答え【5】

層間変形角は、各階の層間変位をその層の高さで除した値です。


ここがポイント

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