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令和1年度給水及び排水の管理「過去問題解説5」

問題126

建築物衛生法による雑用水の基準に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 散水、修景又は清掃の用に供する雑用水は、し尿を含む水を原水として用いない。
  2. 水洗便所の用に供する雑用水のphの基準値は、散水、修景または清掃の用に供する雑用水の場合と同じ値である
  3. 外観の検査は、7日以内ごとに1回、定期に行う。
  4. 水洗便所の用に供する雑用水の水質基準項目として、濁度が規定されている。
  5. 大腸菌の検査は、2ヵ月以内ごとに1回、定期に行う。


解説

答え【4】

水洗便所の用に供する雑用水の水質基準項目として、濁度は含まれていません。

ここがポイント

pH値5.8以上8.6以下であること。
臭気異常でないこと。
外観ほとんど無色透明であること。
大腸菌検出されないこと。
濁度2度以下であること。
備考:便器洗浄水に利用する場合は、濁度の項目を除く。

今回の問題では水洗便所の用に供する雑用水とあるので濁度は含まれません。
類似問題

問題127

下水道に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 下水道は、流域下水道、公共下水道、都市下水路に分けられる。
  2. 下水道施設は、排水管渠、処理施設及びポンプ施設等から構成されている。
  3. 合流式とは、汚水と雨水を同一の管渠系統で排除する方式をいう。
  4. 下水の温度が基準値以上の場合には、除害施設を設置する必要がある。
  5. 流域下水道の事業主体は、原則として市町村である。


解説

答え【5】

流域下水道は、都道府県です。

流域下水道とは、下水道法に定める下水道の一種。
汚水幹線管渠・中継ポンプ場および終末処理場からなる。下水道から来る下水を受けてこれを終末処理場に送り処理する下水道で、かつ二つ以上の市町村区域にまたがった下水を集めるもの。事業主体は原則として都道府県である。
二つ以上の市町村区域にまたがった下水を集めるものなのでこれからもわかるように都道府県の管轄になります。


ここがポイント


類似問題

問題128

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 管径50mmの排水横管の最小勾配は、1/50である。
  2. 厨房排水用の排水管に設置する掃除口の口径は、排水管径と同径とする。
  3. 飲料用貯水槽の間接排水管の口径が65mmの場合、排水口空間は、最小125mmである。
  4. 排水横主管以降が満流となるおそれのある場合、伸頂通気方式を採用してはならない。
  5. 通気管の末端を、窓、換気口等の付近に設ける場合、その上端から600mm以上立ち上げて大気に開放する。


解説

答え【3】

飲料用貯水槽等の間接排水管に設ける排水口空間は、管径に関わらず最小150mmとする。
ここがポイント

管径と排水横管の最小勾配との関係は、以下の通りです。

管径排水横管の最小勾配
65mm以下1/50
75~100mm1/100
125mm1/150
150~300mm1/200

間接排水管の管径と排水口空間との関係は、以下の通りです。

間接排水管の管径[mm]排水口空間[mm]
25以下最小50
30~50最小100
65以上最小150
各種飲料水用の給水タンク等の間接排水管最小150

そこで、よく排水口空間と排水口開放を間違えやすいので確認しましょう。

排水口空間


類似問題

問題129

阻集器に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 阻集器を兼ねる排水トラップの深さは、下限値を50mmとし、上限値を定めない。
  2. グリ―ス阻集器は、器内への排水の流入部へバスケットを設けて、排水中に含まれる厨芥を阻止・分離する。
  3. 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その入口側に排水トラップを設ける。
  4. 砂阻集器は、建築現場等から多量に排出される土砂・石粉・セメント等を阻止・分離・収集するために設ける。
  5. 開放式のオイル阻集器を屋内に設置する場合、屋内換気を十分に行う。


解説

答え【3】

グリ―ス阻集器とは
排水中の油脂分を分離・貯留して排水管・下水道管に流さないようにする装置で、グリストラップとも呼ばれます。
阻集器内に流れ込んだ排水中の油脂分は、比重が軽いため浮上し、油脂分の少ない排水だけが排水管へ流れていきます。 排水トラップが組み込まれていない阻集器には、その出口側に排水トラップを設ける。
入口側に設けたらすぐに詰まります。
ここがポイント

基本的なグリ―ス阻集器

グリ―ス阻集器

画像提供:東京都下水道局
類似問題

問題130

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 排水管への掃除口の設置間隔は、管径100mmを超える場合は、通常30m以内とする。
  2. 排水トラップの脚断面積比(流出脚断面積/流入脚断面積)が大きくなると、封水強度は大きくなる。
  3. 敷地排水管の直管が長い場合には、管内径の120倍を超えない範囲内に排水ますを設置する。
  4. ド―ム状のル―フドレンでは、ストレ―ナの開口面積は、接続する排水管径の2倍以上が必要である。
  5. 雑排水ポンプは、厨房排水を含む雑排水を排除する。


解説

答え【5】

ちゅう房排水を含む雑排水を排除するには汚物ポンプを用いる。
ここがポイント

名称・種類対象排水最小口径
[mm]
通過異物の大きさ備考
汚水ポンプ浄化槽排水
湧水・雨水
40口径10%以下原則固形物を含まない排水。
雑排水ポンプちゅう房以外の雑排水
、雨水
50口径の30~40%以下口径50mmで20mmmの球形異物が通過すること。
汚物ポンプ
ノンクロッグ型
汚水、ちゅう房
排水、産業排水
80口径の50~60%以下口径80mmで53mmmの木球が通過すること。
汚物ポンプ
ボルテックス型
汚水、ちゅう房
排水、産業排水
80口径の100%口径80mmで53mmmの木球が通過すること。


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