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平成29年度清掃「過去問題解説1」

問題141

空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準(平成15年厚生労働省告示第119号)における清掃に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 床面の清掃について、日常における除じん作業のほか、床維持剤の塗布の状況を点検し、必要に応じ、再塗布等を行うこと。
  2. 日常的に清掃を行わない箇所の清掃について、6ヵ月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検し、必要に応じ、除じん、洗浄等を行うこと。
  3. 廃棄物の収集・運搬設備、貯留設備その他の処理設備について、定期に点検し、必要に応じ、補修、消毒等を行うこと。
  4. カ―ペット類に洗剤を使用する場合は、洗剤分が残留しないようにすること。
  5. カ―ペット類の清掃は、1ヵ月以内ごとに1回定期的にしみ抜きを行うこと。


解説

答え【5】

(5)が誤りですがこの問題は普通に考えたら直ぐにわかる問題と思います。
カ―ペット類にシミを見つけたら直ぐに処置をしなければなりません。

参考サイト

空気調和設備等の維持管理及び清掃等に係る技術上の基準
ここがポイント


類似問題

問題142

建築物清掃の作業計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 作業計画の作成に当たっては、ムリ、ムダ、ムラがないか留意する。
  2. 日常清掃で除去する汚れと、定期的に除去する汚れを区別することなく、作業を実行できる。
  3. 作業記録の保存は、種々のトラブルの発生に対する処理を迅速化する。
  4. 作業内容が明確になっているので、管理者への対応が的確にできる。
  5. 作業内容が明確化されているため、統一的な指導ができる。


解説

答え【2】

(2)が誤りです。
日常清掃で除去する汚れと、定期的に除去する汚れを区別し、計画することによって作業効率と作業成果の向上が得られる。
ここがポイント


類似問題

問題143

建築物清掃の作業計画に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 作業頻度による分類では、日常清掃、定期清掃及び臨時清掃に分けられる。
  2. 廊下壁面のスポット洗浄は、日常清掃で実施する。
  3. 湯沸室の流し台の洗浄は、一般に定期清掃として実施する。
  4. 管理用区域は、汚れの発生が少ないため、清掃は年2回程度実施する。
  5. エスカレ―タパネル類の洗剤拭きは、一般に日常清掃で実施する。


解説

答え【1】

正しいのは(1)です。
(2)は廊下壁面のスポット洗浄は、定期清掃で実施する。
(3)は湯沸室の流し台の洗浄は、一般に日常清掃として実施する。
(4)は汚れは少ないが日常の整理整頓・清掃が重要です。
(5)はエスカレ―タパネル類の洗剤拭きは、一般に定期清掃で実施する。
ここがポイント


類似問題

問題144

建築物清掃管理の評価に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 品質評価の第一歩は、自らがセルフインスペクションを行い要求品質とのギャップを確認することである。
  2. 組織品質は、事業所管理品質と作業品質の二つによって構成される。
  3. 評価結果に基づき改善が必要と判断した場合は、清掃責任者に指示をする。
  4. 評価方法には、測定機器(光沢度計等)を使用する検査と、目視等による官能検査とがある。
  5. 作業の改善点は、仕様書や作業基準表に限定しないで見いだす必要がある。


解説

答え【2】

(2)ですが、
組織品質は、事業所管理品質現場管理品質の二つによって構成される
ここがポイント

(4)の目視点検ですが、清掃作業の点検は、基本的に目視点検で行う。
目視で行うことは、必ずしも原始的な方法とは言えない。
なぜなら、利用者は目視で きれいさを評価しているからです。むしろ評価者の目を、より客観的に公正な評価ができるよう養成していくことが重要である。


類似問題

問題145

ほこりや汚れの除去に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 油溶性物質は水に混ざりにくいため、ブラシを用いて物理的に除去する。
  2. おかくずを用いる方法は、ほこりを付着させる効果は小さい。
  3. はたきがけは、建築物室内の清掃方法に適している。
  4. アルミニウム建材の汚れは、弱アルカリ性洗剤で除去する。
  5. 水で湿ったタオルで汚れの部分を軽くこすり、タオルに付着すれば水溶性の汚れである。


解説

答え【5】

正しいのは(5)です。
(1)は油溶性物質は水に混ざりにくい。そのため界面活性剤を主剤とする洗剤を用いれば、油溶剤の汚れも水溶性の汚れと同様に、水を媒体として除去することができる。
(2)はおかくずに水分を含ませ、これを床等に撒いてほこりを付着させながら掃き取る方法です。おかくずの粒は保水力が高く、表面積が大きいので、ほこりを付着させる効果が大きい。
(3)のはたき掛けはほこりは粒状のため、空気中に浮遊しやすいという特徴と性質を利用して、はたき払う。はたく、吹き飛ばす作業により、ほこりを除去する方法です。しかし建築物の室内は、閉鎖空間であるため適当な方法とは言えない。
(4)アルミニウム建材はアルカリ性に弱いので中性洗剤を使用する。
ここがポイント


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