ビル管理士総合情報.com

当サイトはビル管理士及びビル管理士試験の資格の取得を
目指す方及びこの仕事に従事する方の役立つ情報を提供します。

お問い合わせ  掲示板

平成29年度給水及び排水の管理「過去問題解説4」

問題121

給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. シャワ―ヘッドは、1年に1回以上、分解清掃を行う。
  2. 中央式給湯方式の循環ポンプは、1年に1回、作動確認を兼ねて分解清掃を行う。
  3. 第1種圧力容器は、1年に1回、定期自主点検を行う。
  4. 給湯配管は、1年に1回管洗浄を行う。
  5. 各種の弁は、1年に1回以上、分解清掃を行う。


解説

答え【3】

(3)は第1種圧力容器は、1月に1回、定期自主点検を行う。
第2種圧力容器は、1年に1回、定期自主点検を行う。
ここがポイント

毎月定期自主点検を行う。
上記第1種圧力容器、小型ボイラ以外のボイラに該当する貯湯槽や給湯ボイラは1年に1回、労働基準監督署の性能検査を受けなければならない。

1年に1回定期自主点検を行う。
毎日外観点検を行い、1年に1回定期に検査をする。

類似問題

問題122

給湯設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 休止中の貯湯槽を再開するときは、点検・清掃を行い、給湯系統内が設定温度になるまで加熱してから使用する。
  2. 貯湯槽は、定期的に底部の滞留水を排出する。
  3. ベロ―ズ形伸縮管継手は、ベロ―ズの疲労破壊により漏水することがある。
  4. 給湯水の流量を調節するためには、仕切弁を使用する。
  5. 配管系統の末端では、定期的に停滞水の排出を行い、温度測定を行う。


解説

答え【4】

(4)の仕切弁(ゲ―トバルブ)は流量調整が出来ません。
管路を全開若しくは全閉する目的に使用します。
流量調整には玉型弁(グロ―ブバルブ)を使用します。
ここがポイント


類似問題

問題123

雑用水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 地区循環方式の雑用水の利用により、下水道への負荷が軽減される。
  2. 排水再利用設備に流入する原水にし尿を含む雑用水は、残留塩素が基準値以上であれば散水用水に利用できる。
  3. 雑用水の原水は、年間を通じて安定して確保できる排水を優先する。
  4. 竣工時に、雑用水を着色して通水試験を行い、上水の器具に着色水が出ないことを確認する。
  5. 雑用水は、洗面器、手洗器等、誤飲・誤用のおそれがある器具に連結しない。


解説

答え【2】

し尿を原水とする雑用水は、水洗便所の用途以外に利用できない。 原水にし尿を含む排水再利用設備と雨水利用設備を併せた場合は、利用先として便所洗浄水に限定される。
一方原水にし尿を含む排水再利用設備と雨水利用設備を別々に 設置する場合は、雨水利用設備の利用先は、散水用水、水景用水、清掃用水等に利用可能となる。
ただし、排水再利用設備に流入する原水にし尿を含まない場合は、 便所洗浄水以外にも利用できる。

平成29年問題123


ここがポイント

(1)ですが循環方式に関する問題ですが、その循環方法により個別循環方式、地区循環方式、広域循環方式に分類されます。
循環方式の規模でいうと
個別循環方、< 地区循環方式、< 広域循環方式
になります。

個別循環方式

個別の建築物ごとに排水を処理し、各建築物内で処理水を雑用水として便所洗浄水等に循環利用している。

地区循環方式

地区内の複数の建築物間で排水再利用設備を共同利用し、処理した水を各建築物に送水。便所洗浄水として利用している。

広域循環方式

公共下水処理場の処理水を排水再利用設備で処理して、比較的広域で大規模な地区に送水。雑用水として利用している。


類似問題

問題124

雑用水処理設備として用いられる膜分離活性汚泥処理措置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 分離膜は、主に逆浸透膜(RO膜)が用いられる。
  2. 分離膜は、主に活性汚泥と処理水を分離する目的で用いられる。
  3. 膜モジュ―ルは、一般的に生物処理槽内に浸潰される。
  4. 処理水は、消毒が必要である。
  5. 槽内浸潰型における生物処理槽へのばっ気は、微生物に対する酸素の供給のほか、膜表面を洗浄する目的もある。


解説

答え【1】

この問題は分離膜や逆浸透膜(RO膜)や膜モジュ―ルやらで聞きなれない語句のオンパレ―ドで難しいと思います。
まず、膜分離活性汚泥処理措置とは生物処理とSS分離能力の高い精密ろ過膜(MF)などの分離膜を組合わせることで安定して高いBOD除去効率が得られる装置です。

その分離膜装置の種類には、濁質を除去する精密ろ過膜(MF)、限外ろ過膜(UF)、溶解塩類を除去する逆浸透膜(RO)があります。

(1)ですが、分離膜は、主に精密ろ過膜(MF)が用いられる。

逆浸透膜(RO膜)は人が触れる親水、高度な処理水質を必要とする工業用水等の用途に適用されます。


ここがポイント


類似問題

問題125

建築物衛生法施行規則第4条の2に基づく散水・修景又は清掃の用に供する雑用水の水質検査において、2ヵ月以内ごとに1回、定期に行う項目として、正しいものは次のうちどれか。

  1. pH
  2. 臭気
  3. 外観
  4. 濁度
  5. BOD


解説

答え【4】

正しいのは(4)です。
(1)(2)(3)については7日以内です。
BODは規定にありません。
ここがポイント


類似問題

買い物は楽天市場

サブメニュ―

運営サイト

当サイトが運営しているサイトです。

QRコ―ド

QRコ―ド

当サイトの過去問題及び模擬試験はipad、各種スマ―トフォンでも問題を解くことが出来ます。
通勤途中などを利用して問題が解けます。

上のQRコ―ドから読み込みができます。

読み込みができない場合は直接下記アドレスからアクセスしてください。
http://takeharu.lolipop.jp/

通信講座ならSAT

SATの通信講座


PC、ipad、各種スマ―トフォンなどで学習が可能

ビル管理士試験への最も有効な勉強方法です。
通勤時間などを有効活用できます。

電験三種講座

電気工事士講座

消防設備士講座

冷凍機


スマートフォンに対応

はめ込み写真

当サイトは完全スマートフォンに対応しています。

ビル管理士講習テキスト

建築物の環境衛生管理

通称青本と呼ばれているテキストを紹介いたします。

ここをクリック!

その他の資格

買い物は楽天市場

ペ―ジのトップへ戻る