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平成29年度建築物の構造概論「過去問題解説1」

問題91

郊外の環境と比べた場合の都市に形成される環境の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 年平均気温が高い。
  2. 年平均相対湿度が低い。
  3. 雨水の保水能力が低い。
  4. 年平均風速が大きい。
  5. 年平均二酸化炭素濃度が高い。


解説

答え【4】

(4)が誤りです。
年平均風速が小さい。
ここがポイント

都市気候の特徴(郊外との差)
日射減少
気温年平均
冬の最低高い
相対湿度年平均減少
夏季平均減少
冬季平均減少
降水量日降水量0.5mm以下の日数増加
風速年平均風速減少
汚染物質二酸化炭素
一酸化炭素
巨大塵埃粒子
雲量増加

参考程度に都市気候の郊外との差を記載致しました。
類似問題

問題92

建築物の設計図書に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 日影図は、直達日射によって生じる建築物の影の形状を1日の時間ごとに描いた図である。
  2. 配置図は、部屋の配置を示した図である。
  3. 立面図は、建築物の外観を示した図である。
  4. 断面図は、建築物の垂直断面を投影した図である。
  5. 矩計図は、建築物の基礎を含む主要な外壁部分の各部寸法を示した断面詳細図である。


解説

答え【2】

これは間違えやすいですが、配置図は部屋の配置を示した図ではなくて
建築物と敷地の関係を示した図です。

(2)は平面図の説明です。


ここがポイント

建築士法では、設計・設計図書を以下のように定義しています。

第2条第6項、この法律で「設計図書」とは建築物の建築工事の実施のために必要な図面(現寸図その他これに類するものを除く。)及び仕様書をいい「設計」とはその者の責任 において設計図書を作成することをいう。

ここで、現寸図は設計図書に含まれません。
これは、よく出題されますので覚えておきましょう。

主な図面

配置図建築物と敷地の関係を示す
平面図部屋の配置を平面的に示す
立面図外観図ともいう。東西南北に面する4面を描く
断面図建築物を垂直に切断して内部の立面を示す。主要部を2面以上描く
天井伏図(ふせず)天井の意匠や仕上げ、照明器具、空調器具の大きさ、配置を示す。
天井伏図(てんじょうふせず)とは部屋の天井の仕上げを床から見上げた場合の見取図。天井仕上げ材により両サイドにどれくらいの半端モノを使うか、目地の割付の寸法などを指示するために利用される図面のこと。
仕様書建築工事における材料や製品の品質、性能、施工方法、製造者等を指示するもの
現寸図意匠的に又は構造的に複雑な部分を現尺で描く図面。現寸図は建築基準法に定める設計図書に含まれない。
透視図雰囲気や空間の構成を理解しやすいように建築内部を透視して描いた図
日影図冬至における日照状態を描く
矩計図断面詳細図の1種。建物の代表的な部分の外壁の詳細を示す。
建物の一部を切断して、 納まりや寸法等を細かく記入した断面図の詳細版です。


類似問題

問題93

建築物の計画と設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 街路や広場などに面する建築物の正面をなす外観をファサ―ドという。
  2. スケルトン・インフィル建築物とは、建築躯体と設備・内装仕上げ等を分離した工法による建築物である。
  3. コンペティションとは、設計者の選定方式の一つである。
  4. 多目的ホ―ルに用いられる可動席の床をフリ―アクセスフロアという。
  5. テクスチャとは、材料の質感、材質感のことである。


解説

答え【4】

フリ―アクセスフロアとは、オフィスなど配線用二重床の事です。
ここがポイント

(1)ですがファサ―ドとは街路や広場などに面する建物の正面部分のこと。建物のいわば顔としての役割をもつ。

(5)のテクスチャ―とは、材料の表面の視覚的な色や明るさの均質さ、触覚的な比力の強弱を感じる凹凸といった部分的変化を、全体的にとらえた特徴、材質感覚、効果を指す。
類似問題

問題94

建築物の基礎構造と地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 圧密沈下は、粘土質地盤が圧力により沈下することをいう。
  2. 標準貫入試験は、地盤の強度や変形などの性質を得るために行う試験である。
  3. 連続フ―チング基礎は、高層建築物の基礎によく用いられる。
  4. 沖積層は新しい堆積層で、一般に軟弱である。
  5. 地盤において、短期許容応力度は、長期許容応力度より大きく設定されている。


解説

答え【3】

フ―チングとは柱または壁を支える無筋または鉄筋コンクリ―トの基礎の広がり部分のことを言います。
フ―チングには、独立フ―チング、連続フ―チング、べた基礎などがありますが
連続フ―チング基礎とは、フ―チングが連続して配置された基礎です。布基礎とも言います。
連続フ―チング基礎は一般的な2階建て住宅に多く用いられます。

ここがポイント

地層は沖積層、供積層、第3紀層等に分けられます。
(4)の沖積層は新しい堆積層で、一般に軟弱である。特に埋め立て等で人工的に造成された地盤は、軟弱で耐力が小さく、地盤沈下、地震時の液状化現象等起きやすい。


類似問題

問題95

鉄筋コンクリ―ト構造とその材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 梁に入れるせん断補強筋をあばら筋という。
  2. 直接土に接する床において、鉄筋に対するコンクリ―トのかぶり厚さは、4cm以上としなければならない。
  3. コ-ルドジョイントが生じると付着性が低下し、構造上の欠陥になりやすい。
  4. 鉄筋コンクリ―ト用棒鋼SD294Aの記号中の数値は、降伏点強度を示す。
  5. 床のコンクリ―ト厚さは、一般に10cm程度である。


解説

答え【5】

一般に床のコンクリ―ト厚さは13~20cm程度である。
ここがポイント
コンクリ―トのかぶり厚さ

かぶり厚さとは鉄筋とコンクリ―ト表面との距離。

耐力壁、柱、梁3cm
耐力壁以外の壁、床2cm以上
直接土に接する壁、柱、床
布基礎の立上り部分
4cm以上
基礎(布基礎の立上り部分を除く。)捨てコンクリ―トの部分を除いて、6cm以上
かぶり厚さはコンクリ―トの耐久性上重要である。またかぶり厚さが十分あると コンクリ―トが打診しやすくなる。

かぶり厚さ

柱、梁の配置図

柱、梁の配置図

配筋の名称負担する応力備考
柱の主筋曲げモ―メント、軸方向力
柱の帯筋せん断力フ―プともいう。
梁の主筋曲げモ―メント
梁の折曲げ筋せん断力梁の反曲付近に入れる。
梁のあばら筋せん断力スタ―ラップともいう。

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