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平成29年度建築物の環境衛生「過去問題解説4」

問題36

光の色の知覚に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

  1. 網膜にある視細胞には杆体細胞と錐体細胞があるが、錐体細胞はロドプシンを含み、感光度が非常に高い。
  2. 網膜にある錐体細胞は解像力に優れ、色覚に必要な化学物質を含んでいる。
  3. 明るい場所から暗い場所への順応を暗順応といい、およそ2分程度で順応が完了する。
  4. 網膜にある錐体細胞は、赤、青、黄の光にそれぞれ反応する3種類がある。
  5. 視対象を正確に認識することを明視といい、この条件は、大きさ、明るさの二つである。


解説

答え【2】

大きく視細胞を分類すると杆体細胞と錐体細胞に分かれる。
杆体細胞はロドブシンを含み、感光度が非常に高く、錐体細胞の500倍の感度をもつ。
錐体細胞の感度は さほど高くないが、解像度に優れていて、色覚に必要ないろいろな化学物質を含んでいる。
ここがポイント

  1. 杆体細胞と錐体細胞
    • 視細胞を大別すると杆体細胞と錐体細胞に分かれる。
    • 杆体細胞は暗い時に働く
    • 錐体細胞は明るい時に働く
  2. 視細胞の数は杆体細胞が約1億2,500万個に対し、錐体細胞は約600万個存在し、圧倒的に杆体細胞の方が多い。
    1. 明順応と暗順応
      • 視覚の、暗い所から明るい所への順応を明順応という。(順応に2分程度要する。)
      • 視覚の、明るい所から暗い所への順応を暗順応という。(順応に40分程度要する。)
      これは、人間の目が杆体細胞と錐体細胞を使い分けているからである。
    2. 暗所視と明所視
      • 暗順応して杆体細胞が働いて物を見る作業を暗所視という。
      • 明順応して錐体細胞が働いている時を明所視という。

    3. 類似問題

      • 令和元年問題32
      • 平成30年問題33
      • 平成27年問題34

      問題37

      VDT作業と健康に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

      1. VDT作業では、普段使用している遠近両用メガネを使用することで眼の疲労を防ぐことができる。
      2. VDT作業では、表示画面の注視することにより、瞬目回数が減少する。
      3. 視野内に高輝度のものがあると網膜の感度が下がり、疲労につながる。
      4. 厚生労働省ガイドラインでは、ディスプレイ画面上の照度は、500lx以下とすることとなっている。
      5. VDT作業者の健康に関する調査で最も多い自覚症状は、眼に関するものである。


      解説

      答え【1】

      この問題は令和3年12月1日法改正されています。
      ここがポイントを参照ください。

      VDT作業での目の疲労対策に以下のような記載があります。
      椅子に深く腰掛け、背もたれに背を十分に当て、足の裏全体が床に接した姿勢で、ディスプレイからはおおむね40cm以上目を離した位置での作業が望ましいとされています。
      高齢者のVDT作業については、高齢者は若者に比べて目の疲れの回復に時間がかかるうえ遠近両用メガネ等を使用すると、画面及びキ―ボ―ドが見難くなって眼疲労につながること等に、注意が必要です。
      ここがポイント

      情報機器作業(VDT作業)

      「VDT作業」の用語の使用をやめ、「情報機器作業」と呼ぶことになっております。
      従って2019年以降の問題ではVDT作業での出題になっています。
      2020年以降から情報機器作業での出題になっています。

      情報機器作業(VDT作業)は自ら光を放射しているので、画面照度が明るすぎると見づらくなる。 早い話が目が疲れやすくなるので以下のことに注意が必要であるということ。

      情報機器作業(VDT作業)に関する問題は以下のような問題がでるので覚えよう。

      1. 室内は、できるだけ明暗の対象が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせないようにすること。
      2. ディスプレイ画面の明るさ、書類及びキ―ボ―ド面における明るさと周辺との明るさの差はなるべく小さくすること。
      3. ディスプレイ画面に直接又は間接的に太陽光等が入射する場合は、必要に応じて窓にブラインド又はカ―テン等を設け、適切な明るさとなるようにすること。
      4. グレアを防止するためには、視野内の輝度はほぼ同じレベル(最大でも1:10程度)にする。
      5. エアコンからの風が当たる場所では、ドライアイを引き起こす可能性がある。
      6. グレアの防止には反射型ディスプレイを用いること。
      7. グレアの防止には間接照明等のグレア防止照明器具を用いること。
      8. グレアの防止にはディスプレイの画面の位置、前後の傾き、左右の向き等を調整すること。

      高齢者と情報機器作業(VDT作業)

      高齢者の情報機器作業(VDT作業)については、高齢者は若者に比べて目の疲れの回復に時間がかかるうえ遠近両用メガネ等を使用すると、画面及びキ―ボ―ドが見難くなって眼疲労につながること等に、注意が必要です。


      備考:グレアとは照明の非常に高い輝度や、周囲と強すぎる輝度の違いがあると、まぶしさや不快感を感じ、物が見えにくくなる現象。

      「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」(改正)

      情報機器作業(VDT作業)の一部改正が2021年12月1日に行われました。

      改正前

      ディスプレイを用いる場合のデ ィスプレイ画面上における照度は 500 ルクス以下、書類上及びキーボ ード上における照度は 300 ルクス 以上を目安とし、作業しやすい照 度とすること。 また、ディスプレイ画面の明る さ、書類及びキーボード面におけ る明るさと周辺の明るさの差はな るべく小さくすること。

      改正後

      ディスプレイを用いる場合の書 類上及びキーボード上における照 度は 300 ルクス以上とし、作業し やすい照度とすること。
      また、ディスプレイ画面の明る さ、書類及びキーボード面におけ る明るさと周辺の明るさの差はな るべく小さくすること。

      つまり
      ディスプレイを用いる場合のデ ィスプレイ画面上における照度は 500 ルクス以下
      がなくなり
      書類上及びキーボ ード上における照度は 300 ルクス 以上を目安としての目安の部分も削除されています。

    高齢者とVDT作業

    高齢者のVDT作業については、高齢者は若者に比べて目の疲れの回復に時間がかかるうえ遠近両用メガネ等を使用すると、画面及びキ―ボ―ドが見難くなって眼疲労につながること等に、注意が必要です。


    類似問題

    • 令和2年問題36
    • 令和元年問題34
    • 平成30年問題34
    • 平成28年問題36
    • 平成27年問題36

    問題38

    紫外線の作用に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

    1. 皮膚の悪性黒色腫の発生
    2. 熱中症の発生
    3. 白内障の発生
    4. 電気性眼炎の発生
    5. 殺菌作用


    解説

    答え【2】

    熱中症の発生は赤外線です。

    紫外線への曝露は、殺菌・ア―ク溶接・屋外作業・炉前作業・検査作業で起こる。

    紫外線は波長からUV-A、UV-B、UV-Cに分類される。

    紫外線の生態影響
    • ビタミンD生成
    • 皮膚黒色腫
    • 皮膚紅斑
    • 皮膚がん
    • 白内障
    • クル病予防
    • 無精子病
    • 白血病
    • 電気性眼炎


    ここがポイント

    合わせて赤外線も一緒に覚えておきましょう。

    赤外線への曝露が問題となる業務

    • 炉前作業
    • 赤外線乾燥作業
    • 溶接作業
    • 硝子加工作業
    赤外線の生態影響
    • 熱中症
    • 白内障
    • 網膜損傷
    • 代謝促進
    • 皮膚血管拡張


    類似問題

    • 令和元年問題35
    • 平成28年問題37

    問題39

    電離放射線に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。

    1. β線は、鉛・鉄の板を通過する。
    2. 放射線の人体に与える影響の単位は、シ―ベルト(Sv)である。
    3. 放射線の健康影響のうち、がんに対する影響には閾値が存在する。
    4. 感受性が最も高い細胞は、神経細胞である。
    5. 胸のX線検査1回当たりでの被曝線量は、自然放射線による年間被曝量の世界平均よりも多い。


    解説

    答え【2】

    正しいのは(2)です。よくBq(ベクレル)と間違えやすいので説明します。
    • 放射線量をあらわす単位であり、Sv(シ―ベルト)というのは、 放射線が人体に与える影響のことをあらわします。
    • Bq(ベクレル)というのは、放射能を表す単位であり、 放射性物質が放射線を出す能力の単位としてあらわします。

    (1)は薄い金属板で止まりますので鉛・鉄の板を通過することができません。
    (3)は放射線の健康影響のうち、がんに対する影響には閾値がないです。
    (4)は人体細胞で最も感受性が高い(影響を受けやすい)のはリンパ球で、低いのは神経細胞である。
    (5)は胸部X線集団検診は1回当たり0.05mSv、自然放射線(世界平均)は2.4mSv(年・人)である。


    ここがポイント

    皮膚紅斑、白血球減少、脱毛、不妊、白内障等は、かなりの放射線に被曝しないと発症しない。この放射線の量を閾値と呼び、この閾値のある放射線影響のことを確定的影響という。
    一方、癌や遺伝子・染色体異常や胎児奇形等の発生に関しては、閾値がなく、どんなに少ない線量でも影響が発生する確率が存在するため、確率的影響と呼ばれる。

    H2939

    画像提供
    環境省
    類似問題

    • 令和2年問題38

    問題40

    環境基本法における水質汚濁に係る環境基準において、人の健康の保護に関する環境基準項目に含まれていないものは次のうちどれか。

    1. 全シアン
    2. 砒素
    3. ホルムアルデヒド
    4. ベンゼン
    5. トリクロロエチレン


    解説

    答え【3】

    ホルムアルデヒドは、水質基準には含まれている(0.08mg/L以下)が、人の健康の保護の環境基準には含まれていない。
    ここがポイント

    人の健康の保護に関する環境基準

    27項目が定められています。

    項目基準値
    カドミウム0.003mg/L 以下
    全シアン検出されないこと。
    0.01mg/L 以下
    六価クロム0.05mg/L 以下
    砒素0.01mg/L 以下
    総水銀0.0005mg/L以下
    アルキル水銀検出されないこと。
    PCB検出されないこと
    ジクロロメタン0.02mg/L 以下
    四塩化炭素0.002mg/L以下
    1,2-ジクロロエタン0.004mg/L以下
    1,1-ジクロロエチレン0.1mg/L 以下
    シス-1,2-ジクロロエチレン0.04mg/L 以下
    1,1,1-トリクロロエタン1mg/L 以下
    1,1,2-トリクロロエタン0.006mg/L以下
    トリクロロエチレン0.01mg/L 以下
    テトラクロロエチレン0.01mg/L 以下
    1,3-ジクロロプロペン0.002mg/L以下
    チウラム0.006mg/L以下
    シマジン0.003mg/L以下
    チオベンカルブ0.02mg/L 以下
    ベンゼン0.01mg/L 以下
    セレン0.01mg/L 以下
    硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素10mg/L 以下
    ふっ素0.8mg/L 以下
    ほう素1mg/L 以下
    1,4-ジオキサン0.05mg/L以下


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