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平成27年度建築物の環境衛生「過去問題解説1」

問題21

細胞・組織・臓器・臓器系とその機能との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 自律神経―――――中枢からの命令を運動器官に伝える
  2. 腎臓―――――――血液の老廃物を尿として排泄
  3. 視覚器――――――光刺激を神経系に伝達
  4. 血小板――――――止血作用
  5. 内分泌系―――――成長、代謝等の活性のコントロ―ル


解説

答え【1】

(1)の中枢からの命令を運動器官に伝えるのは運動神経です。
自律神経は生命の維持に必要な消化、呼吸、循環等の諸機能を調整する。
ここがポイント

人体の機能

臓器名主な機能主な構成器官疾患
循環器系酸素と栄養の供給心臓、動脈
静脈、リンパ管
心筋梗塞
呼吸器系酸素の摂取と
二酸化炭素の排出
気道、肺肺気腫、肺炎、気管支炎
消化器系栄養と水の摂取、再合成と排泄食道。肝臓、胃
十二指腸、肛門
小腸、大腸等
肝炎、腸炎
胃炎、胃潰瘍
腎臓、泌尿器系血液中の老廃物の排泄腎臓、尿管
膀胱、尿道
腎不全
感覚器系外部刺激の神経系への伝達
感覚器系は神経系と密接な関係を持っている。
聴覚器、視覚器
味覚器、嗅覚
左記器官の疾患
筋骨格系身体の構成と運動骨、筋肉骨折
生殖器系子孫形成と種の保存生殖器生殖器疾患
皮膚系発汗外皮皮膚疾患
神経系刺激の中枢への伝達、
中枢からの命令の伝達
脳、知覚神経
運動神経、自律神経
パ―キンソン病
脳出血、脳梗塞
造血器系赤血球、白血球、血小板の生成骨髄、脾臓血友病、白血病
内分泌系成長、代謝等の活性のコントロ―ル視床下部、下垂体
副腎、甲状腺、性腺
甲状腺疾患

よく出題されやすい項目をまとめました。


類似問題

問題22

外気温が変動しても影響を受けにくい身体の温度として、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. 直腸温
  2. 皮膚温
  3. 食道温
  4. 舌下温
  5. 鼓膜温


解説

答え【2】

皮膚温は最も外気の影響を受けやすいです。
直腸温が最も外気の影響を受けにくい。
ここがポイント


類似問題

問題23

熱中症予防の指標となるWBGT指数に関する次の文章の[  ]内に入る語句として、最も適当なものはどれか。

WBGT指数は、屋外で太陽照射のある場合、次式、0.7Tw + 0.2Tg + 0.1Taで求められる。 ただし、Twは[ ア ]、Tgは、[ イ ]、Taは[ ウ ]である。

  1. (ア)湿球温度―――(イ)黒球温度―――(ウ)乾球温度
  2. (ア)湿球温度―――(イ)乾球温度―――(ウ)黒球温度
  3. (ア)乾球温度―――(イ)湿球温度―――(ウ)黒球温度
  4. (ア)乾球温度―――(イ)黒球温度―――(ウ)湿球温度
  5. (ア)黒球温度―――(イ)湿球温度―――(ウ)乾球温度


解説

答え【1】

WBGT指数は、屋外で太陽照射のある場合、次式、0.7Tw + 0.2Tg + 0.1Taで求められる。 ただし、Twは[ 湿球温度 ]、Tgは、[ 黒球温度 ]、Taは[ 乾球温度 ]である。

WBGT指数とは屋内外での暑熱作業時の暑熱ストレスの評価に用いられる。
乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って算定される。

WBGTの算出方法

ここがポイント


類似問題

問題24

オフィスビルの快適温度に関するア~オの記述のうち、不適当なものの組合せは次のどれか。

ア 代謝量により影響を受ける。
イ 着衣量により影響を受ける。
ウ 女性の快適温度は、一般に男性より低い
エ 高齢者は、一般に若年者より暖かい室温を好むとされている。
オ 高齢者では、寒さに対する感受性が高まる。

  1. アとイ
  2. アとエ
  3. イとウ
  4. ウとオ
  5. エとオ


解説

答え【4】

誤っているのは
ウ 女性の快適温度は、一般に男性より低い
オ 高齢者では、寒さに対する感受性が高まる。
女性の快適温度は男性よりも1℃~2℃高い。原因としてオフィス内では女性は男性より一般に薄着であること。
女性の低い基礎代謝や低い皮膚温等が考えられる。

高齢者は身体活動量が少なく、また代謝量も少ないため、一般に若年者より暖かい室温を好む。
一方冬期では高齢者の室温は若年者と比較して低い場合が多い。この原因として、高齢者の寒さに対する感受性の低下が考えられる。


ここがポイント


類似問題

問題25

熱中症に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 熱けいれんは、高ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。
  2. 熱射病は、体温上昇による中枢神経系機能の異常である。
  3. 熱失神(熱虚脱)は、皮膚血管の拡張に伴う血圧低下による一過性の意識喪失である。
  4. 日射病は、太陽光が原因で起きる熱射病である。
  5. 熱中症は、暑熱障害による症状の総称である。


解説

答え【1】

(1)の熱けいれんは、低ナトリウム血症による筋肉のけいれんである。
ここがポイント

熱中症

人は恒温動物であり、体温は調節機構により通常は37℃付近に維持されるが、何らかの原因により調節不全または調節不能の状態を来し、異常な体温上昇や 循環不全、電解質異常を来すことにより生じる障害を総称して熱中症という。

重症例では生命の危機を伴うことがある。

従って予防が第一である。

発症してしまった場合には迅速・適確な対応が肝要である。

熱中症の種類は下記表に示す通りです。

(軽症)熱失神皮膚血管の拡張により血圧が低下し、脳血流が減少して起こる一過性の意識消失
熱けいれん低Na血症による筋肉のけいれんが起こった状態
(中等症)熱疲労大量の汗により脱水状態となり、全身倦怠感、脱力、めまい、頭痛、吐気、下痢などの症状が出現する状態
(重症)熱射病体温上昇のため中枢神経機能が異常をきたした状態
日射病上記の中で太陽光が原因で起こるもの

熱失神

長時間、頭頚部が直射日光に曝されることにより抹消血管の拡張を生じ、相対的な体循環血液の減少を来して、めまいや失神が起こることがある。
また、、高温多湿時に急に激しい運動を始めたり、逆に激しい運動をしていたのを急に休止したりした場合、めまいや失神を来すことがある。

熱けいれん

熱の放射時の過剰な発汗により身体から水分と塩分(主にナトリウム)が失われる。その際、水分を大量に摂取すると、塩分が薄まり、有痛性の 筋収縮が生じることがある。これを熱けいれんという。

熱疲労

高温高湿の環境下に長時間居ることにより大量の発汗を来し、体内の水分や塩分が不足することに加え、全身的な循環不全にによる重要諸臓器の機能低下 によるものと考えられる。異常なほど汗をかきながらも、皮膚は青白くてじっとりし、強い疲労感や頭痛、めまい、吐き気、強い口の渇きなどの兆候が特徴である。

熱射病

熱射病は、大脳の体温調節中枢が熱によって障害された状態で引き起こされる最も重い温熱障害である。体温が40℃以上であることと脳障害の症状があることが特徴である。
体温調節中枢の機能に障害を来しているため、自力での体温調節ができず、体温が急激に上昇し、危険なレベルまで達する。

熱射病の治療は、全身の冷却が第一であるが冷やし過ぎには十分に注意する。

日射病

熱射病の病態にあって、太陽光が原因で起こったものが日射病とされている。


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