清掃7
床以外の清掃
玄関ホ―ル
- 常に清潔整頓に努める。
- 他の階へ土砂の持ち込みを防ぐ。
- 夏は、手が汗ばみ、ドアなどに手あかが付きやすい。
- 冬は、衣類を着こむので綿ほこりが発生し、室内の湿度が低いためほこりが目立つ。
- 季節や天候の影響を受けやすい。
- 雨天や積雪時は床に水が残留していると、滑りやすくなるので、時間を決めて巡回し、場合によっては水を除去する。
夏は手あかが付きやすい。←これ覚えましょう。
季節や天候の影響を受けやすい。←これもその通り
エレベ―タの清掃
- 季節や天候の影響を受けやすい。
- エレベ―タは上下移動する為気流が発生し、ほこりが付着しやすい。
- インジゲ―タや扉は手あかや指紋が付着しやすい
- 使用者がエレベ―タの内外で立ち止まるため、床面が摩耗しやすい
- エレベ―タは利用頻度が高いため土砂の持ち込みが多い。
上記丸暗記しましょう。
トイレ・洗面台の清掃
- 使用する清掃用具は、他の場所に使用するものと区別する。
- トイレの中でも、便器で使用するものと、洗面台等で使用するものを区別する。
- 汚れは、排泄物、尿石、水あか、石鹸かす等、他の共用部分とは異なった汚れが多い。
- 作業対象部位が多く、建材の種類も多いので、使用洗剤、作業方法を十分に理解しておく必要がある。
- トイレを全面禁止をするといった措置をとらないように清掃工程を工夫する。
- 洗面台や便器のようにすぐ汚れる場所や、衛生消耗品のようにすぐ補充を必要とするものと、一度清潔にするとしばらくは汚れにくく、手を入れる必要のないところがある。清掃の頻度を変え効率よく十分な清掃を行う。
- 建築物利用者の出勤時間帯、昼食後の時間帯、退社時間帯は使用頻度が高いので、それらの時間帯の管理状態が品質の評価になりやすい。
- トイレでは、便器は特に清潔を要するがみだりに研磨剤を用いたりクレンザ―などを常用すると衛生陶器のガラス質やフラッシュバルブなどの金属面のメッキを損傷する。尿石などが 付着し汚れがひどい場合は酸性洗剤を使用する。便器周りの清掃は不衛生でもあり、手を荒らす資材が多いのでゴム手袋をして作業する。
上記事柄もみな重要ですので覚えましょう。
ポイントとしては
- トイレで使う道具は、区別すること。(他と兼用しない。)
- 洗面台類とトイレも区別すること。
- 基本トイレの洗剤は酸性洗剤を使用すること。
- ゴム手袋を着用すること。
- トイレの清掃するときはトイレを全面禁止にしてはいけない。
階段の清掃
- 階段は建築物内のほこりが集中するところであり、壁面は他の場所より付着度合いが高い。
- 清掃作業中の安全の確保が重要である。
- テナントが複数階にわたる場合は、階段を利用する頻度が高いため汚染度も高くなる。
- 階段歩行時には、踊り場に強い力が加わるので、床維持剤の摩耗が激しい。
壁面の付着度合が高い←これ覚えましょう。
その他の場所の清掃
- 湯沸室に使用する用具は、他の用具と区別する。
- 空気調和機の吹き出し口は、気流の動きが速いためほこりが付きやすい。アネモスタット型吹き出し口の汚れは、真空掃除機による除じんと拭き取りを併用する。
- 照明器具の汚れは照度が低下する原因になるので定期に清掃する。
- 金属材は、洗浄をした場合は、表面の保護膜を塗布しておくと、手あかが付きにくく、汚れも落ちやすくなる。
- ステンレスには傷や汚れを防止するために、表面仕上げ後にクリアラッカ―を塗布したものもあり、半年後ぐらいで黄変してくるので、状況を見て剥離しなければならない。
- 間仕切りの角などの人の接触による汚れは、タオルによる湿り拭き、または化学繊維を使ったダストクロス製品を用いると除去しやすい。
外壁清掃
窓ガラスの清掃
- 窓ガラスの汚れは、空気中のほこりが付着し、雨水がかかって乾燥固着したものである。
- 美観を保つには2~3ヵ月に1回ガラス洗浄が必要。
- タオルまたはウォッシャ―でガラス面に水を塗布しスクイジ―で汚れをかき取る方法が一般的である。
- 遮光や飛散防止のため、ガラスにフィルムが貼られてある場合は作業時に傷をつけないように注意する。
自動窓拭き設備
自動窓ふき設備は超高層建築物の窓ガラスを自動的に清掃する設備で、屋上の台車から吊り降した無人の窓拭きユニットが、遠隔操作によって下降しながらガラス面を清掃する。
特徴
- クリ―ニングの仕上がりが、人の作業に比べて十分でない(雑である)
- 天候に左右されない。
- 従事者に危険がない
- 作業効率が良い。
外壁の清掃
- 金属材の清掃は、汚れが比較的軽微なうちに行うとよい。汚れが比較的軽微で固着が進まないうちに、中性洗剤か専用洗剤を用いて、スポンジまたはウエス等で拭き取るか、高圧洗浄機等用いてよく洗う。
- 建材の種類と建築物の立地条件によって清掃回数を増加して、クリ―ニングを行う必要がある。
- 石材や陶磁器タイル等の壁面も、他の部分と同様に、大気や雨水中の汚染物質によって徐々に汚れてくるが、直ちに目立つような結果は生じない。
- 最近、光触媒酸化チタンコ―ティングが開発・製品化され、使用されはじめている。雨水等により汚れを洗い流すことが可能であり、清掃回数を減らす効果が期待される。
外周の清掃
外周は道路等公共的色彩が強く、吸殻やごみが散乱する場合が多い、玄関ホ―ルまでのアプロ―チ部分は、隣接する建築物と比較対象となるので、玄関ホ―ル同様に美観維持に努める必要がある。
- 外周・・・1日に1回~2回程度吸い殻、ゴミ拾い及び掃き掃除、月に1~2回程度洗浄を実施。
- 排水溝・・・2ヵ月に1回程度手入れ、連結送水管サイアミ―ズコネクション等の金属磨き。
- 犬走り・・・1日に1回掃き掃除、必要に応じて拭きを実施。