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給水及び排水の管理4

配管と弁類

主な配管の種類

主な配管には銅管、ステンレス鋼管、ライニング鋼管、合成樹脂管、硬質ポリ塩化ビニル管、ポリエチレン二層管、ポリブデン管などがあるが、全部は覚えきれないので、簡単に特徴だけ記載します。
接合方法などはしっかり覚えましょう。

銅管

  1. 接合は差し込みろう接合
  2. 潰食・腐食
  3. 青水の原因となる銅イオンの溶出が継続するような場合は、水質によって酸化保護被膜が形成されていないことが考えられる。水質の改善が必要になる場合がある。
  4. 返湯管に銅管を用いる場合は潰食を考慮して管内流速を1.2m/s以下とする。

ステンレス鋼管

  1. 接合はメカニカル接合とTIG溶接
  2. TIG溶接とはアルゴン等の不活性ガスの雰囲気中でタングステン電極と溶接母材の間にアークを発生させて溶接する。
  3. ステンレス鋼管は酸化保護被膜によって耐食性を有しているので、この酸化保護被膜が破壊されると孔食、隙間腐食、残留応力腐食、もらいさびによる腐食の恐れがある。

硬質ポリ塩化ビニル管

  1. 塩ビ管ともいう。
  2. 接合は接着剤
  3. 硬質ポリ塩化ビニル管は建築基準法により防火区画を貫通できる太さに制限がある。

亜鉛メxキ鋼管

赤水の原因となるため現在は給水管としては使用しない。


以上配管の接合方法は暗記しましょう。

弁類

弁には仕切弁、玉形弁、バタフライ弁、ボール弁、スイング式逆止弁、減圧弁、安全弁などありますが、よく試験に出題されるのは、仕切弁、玉形弁、バタフライ弁、ボール弁、スイング式逆止弁 など、形状と特徴を覚えましょう。

仕切弁(ゲートバルブともいう。)

形状は
仕切弁
弁体が管路を垂直に仕切るように開閉する。
開閉のみで流量調整ができない。

玉形弁

形状は
玉形弁
弁本体が玉形状で流れが直角に方向転換する部分に弁体がある。弁体は管路をふさぐように閉める。
流量調整に適している。

ボール弁

形状は
ボール弁
管径と同径の通路を開けた弁本体にボール(球)状の弁体を回転させ、管軸と通路が一致したときか開の状態で、それと90度回転した状態が閉となる。
ビル管理士試験ではボール弁は抵抗が少なく流量調整ができるとありますが、本来ボール弁は円環状のソフトシート弁座が使用されているため、途中の開度で使用すると弁座の一部分だけに力が加わることになり、弁座が変形することがあります。弁座が変形するとシール性能が低下して漏れてしまいます。
全開/全閉以外の途中の開度で流量調整などに使用しないことです。
しかし、ここでは流量調整ができると覚えましょう。

バタフライ弁

形状は
バタフライ弁
円筒型の弁本体内部で円板状の弁体を流れ方向に90度回転させて管路の開閉を行う。
仕切弁、玉形弁に比べ設置スペースが少なく安い。
流量調整機能がある。

スイング式逆止弁

形状は
スイング式逆止弁
逆止弁、チャッキ弁ともいう。
流体が一方向にしか流れないようする(逆流防止機能をもつ)
流量調整機能がある。

リフト式逆止弁

形状は記載しませんが、 リフト式逆止弁は水平方向に設置すること。
つまり縦配管には設置できない
←これ覚える。


電磁弁

電磁石を利用するもので、電磁力によって弁体を動かして開閉させる。

電気を通すと開くタイプ(通電開)と閉じるタイプ(通電閉)がある。
急閉止するのでウォータハンマの発生に注意

減圧弁

給水の圧力を弁の前後で変化させるもので、弁の前(1次側)の圧力を後(2次側)では設定の圧力まで下げる働きをする。
2次側の圧力によるダイヤフラムの上向きの力と、調整パネの下向きの力がバランスするように弁体の開度調整して、2次側圧力を一定に保つ構造である。

定水位弁

水槽の水位を定水位に保持するための弁で、副弁の開閉と連動して弁体を開閉させて給水の発停を行う。
副弁はボールタップと呼ばれ、これ自体も定水位弁で、トイレのロータンク等にも利用されている。
浮き玉の浮力によって設定水位に自動的に給水を停止し、水位が下がると浮き玉も下がり、給水を開始させて、定水位弁を開閉させる方法もある。

空気抜き弁

配管の頂部や凸部に設置して、配管中にたまった空気を自動的に排出する機構をもった弁である。


ここのポイントはまず、弁の特徴は覚えましょう。
それと流量調整ができない(及び適さない)という問題が出題されたら迷うことなく仕切弁である。
仕切弁だけ開閉のみ。
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