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給水及び排水の管理17

雨水利用設備

雨水の集水面と集水量

雨水の集水面は、建物の屋根、敷地全体などが考えられる。
建物の屋根面は、降雨水の回収率が良く、回収した雨水の汚染度が低いため、水処理が簡単なもので済むので、処理コストを安くすることができる。

敷地全体では、集水面が大きく、回収水量は大きくできるが、敷地や車路の砂による濁りや水に溶けた物質・油などが混入するため、高度な処理が必要になる。
従って一般的には屋根面を集水面としている。

集水量は、単位時間あたりの降水量(降雨強度)と集水面積に関係する。

最も適用例が多い雨水処理方法のフロ―

最も適用例が多い雨水処理方法のフロ―

雨水貯留槽

雨水貯留槽の容量は、年間の降雨量、集水面積、使用水量を基に、、雨水利用率や、上水代替率を検討して決める。

貯留槽の容量は、大きいほど回収率は増すが、雨水貯留槽の造築コストの面や長期貯留による有機物の腐敗による水質劣化から、一般的には再利用水に1日使用量の 10~20日分、または集水面積の10分の1~20分の1に相当する容量を確保することが多い。

上水代替率

雨水利用量を雨水利用対象用途の全使用水量で除した値をいいます。

上水代替率[%]=雨水利用率量 ÷ 使用水量 x 100

使用水量=雨水利用量 + 上水補給水量

雨水利用率

雨水利用量を雨水集水量で除した値をいいます。

雨水利用率[%]=雨水利用量 ÷ 雨水集水量 x 100

雨水集水量とは集水面積に降水量および流出係数を乗じた集水量をいいます。

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