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メモにお使いください。

給水及び排水の管理12

消火設備

火災の種類

火災の種類には一般火災、油火災、電気火災、金属火災に区分される。


なんとなくわかる問題だね

熱の三要素

ずばり、可燃物・酸素・点火エネルギ―←そのまま覚える。

火災の消火法

消火設備

水あるいはその他の消火剤を用いて消火を行う機械器具および設備のこと。初期消火設備(建物の従業員及び居住者が行う設備)と消防隊使用設備(プロの消防隊が行う設備)に大別される。

消火器

もっとも身近な消火設備である。
火災の初期発見段階での消火を目的とする。
炎が天井まで達する程度まで拡大した火災には不適である。

屋内消火栓

消火器では消火不能になった中期火災に用いる設備で、1号消火栓と2号消火栓に区分される。


2号消火栓は一人でも操作可能←これ重要です。

1号消火栓

対象施設・・・・・・すべての防火対象物に設置可能

規格

水平距離25m以下に1つ以上
放水圧力0.17MPa~0.7MPa
放水量130L/min以上
開閉弁の高さ1.5m以下
ポンプ吐出し能力 150L/mim x 消火栓設置個数(最大2)
配管呼称 50mm以上 開閉弁40mm
水源水量2.6m3 x 消火栓設置個数(最大2)

1号消火栓は1人での操作が困難

2号消火栓

対象施設・・・・・・工場、倉庫、指定可燃物取扱・貯蔵の防火対象物には設置できない。
主に老人ホ―ム、病院など就寝施設に利用される。

規格

水平距離15m以下に1つ以上
放水圧力0.25MPa~0.7MPa
放水量60L/min以上
開閉弁の高さ1.5m以下
ポンプ吐出し能力 70L/mim x 消火栓設置個数(最大2)
配管呼称 32mm以上 開閉弁25mm
水源水量1.3m3 x 消火栓設置個数(最大2)

2号消火栓は1人での操作が可能
備考:1号消火栓と同じ性能で、一人でも操作可能な易操作性1号消火栓も規定されている。
2号消火栓及び易操作性1号消火栓のポンプの起動方法は「制御盤で起動及び停止ができ、かつ、開閉弁の開放、ホ―スの延長操作等と連動して起動できること。

1号消火栓及び2号消火栓とも非常電源が設置されている。

スプリンクラ―設備

火災の感知と消火を兼ね備えており初期消火にもっとも有効な設備である。


スプリンクラ―は閉鎖型と開放型に分かれる。

閉鎖型スプリンクラ―

閉鎖型は湿式、乾式、予作動式に分かれる。

開放型スプリンクラ―

アラ―ム弁2次側配管に一斉開放弁を設置して、その先は開放型スプリンクラ―ヘッドまでが空配管となっており、一斉開放弁を手動起動弁等で開放させてスプリンクラ―ヘッドから 散水する。

開放型スプリンクラ―は劇場の舞台部などに設ける。

泡消火設備

主に駐車場などに設置される。
水と泡原液を混合させて作る泡消火薬剤を用いる。この泡で燃焼物を覆い窒素作用と冷却作用により消火する。

連結散水設備

地階で、床面積が700m2以上で設ける。地上階には関係のない設備である。
地階での火災は、外部からの放水活動が困難なため、外部に設けられた送水口(給水車など)から給水し、消防隊の消火活動を助ける。

連結送水管

建物の外部に送水口を設け消防ポンプ車のホ―スを接続し、外部から水を送り、建物内部を消火する。
送水口の位置は、消防ポンプ車の到達経路、消防隊の進入経路を考慮して決める。サイアミュ―ズコネクションという。


上記の消火設備は覚えるしかない。
あと、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備は主として電気室、ボイラ室、通信機器室など設置される←これも覚えよう。
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