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メモにお使いください。

建築物の構造概論1

建築物と環境問題

建築物等により都市が形成され、都市に形成される環境は、郊外に比べて以下のような特徴があります。
ビル管理士試験対策として以下のことは覚えておきましょう。

典型7公害

公害が環境基本法(旧公害対策基本法)により、次の7つが定義されています。
これを、典型7公害といいます。

日射を考慮した建築計画

東京における建築物で、晴天日における日射の受熱の図を示します。
夏至の日

冬至の日

春分の日・秋分の日 その他

上記事柄丸暗記するべし

日影曲線(ひかげきょくせん)

日影曲線は夏至、春分・秋分、冬至の日に地面に垂直な単位長さの棒が水平面に落とす影を時間別に描いたもので、イメ―ジ的には下のイメ―ジ図のような曲線になります。

夏至の日は太陽が高くのぼります。下の図のように影は短くなります。
冬至の日は夏至とは逆に、太陽は低くのぼります。下の図のように影は長くなります。
夏至の日は最も影が短く、冬至の日は影が長くなります。春分・秋分はその中間になります。

例題

日影

また不思議なことに春分・秋分の日に日影曲線が直線になるのです。
直線になるのは日本以外の国でも同じなのです。

遮へい係数

遮へい係数

これお覚えましょう。特に熱取得がポイントだね

設計図面

設計図面は意匠図面、構造図面、設備図面に大別される。

主な図面

配置図敷地内での建物の位置、方位、道路との関係等を示す。庭園樹木等も記入する。
平面図部屋の配置を平面的に示す。家具や棚等も記入することがある。
立面図建築物の外観、普通は東、西、南、北の4面、隠れた部分は別図で示す。/td>
断面図建築物の垂直断面で、主要部を2面以上でつくる。垂直寸法関係を示す。
天井伏図(ふせず)天井面の仕上げ材、割付、照明の位置等記入
仕様書建築工事における材料や製品の品質、性能、施工方法、製造者等を指示するもの
現寸図意匠的に又は構造的に複雑な部分を現尺で描く図面。現寸図は建築基準法に定める設計図書に含まれない。
透視図雰囲気や空間の構成を理解しやすいように絵で表現したもの
日影図冬至における日照状態を描く
矩計図建築物の基礎を含む主要な外壁部分の各部寸法を示した垂直断面詳細
展開図各室内部壁面の詳細。各壁面の窓やドア、造作家具、設備機器などを示し、天井の高さや窓の取付位置などを併せて示す。

特に赤字で書いた部分は覚える。
特に現寸図は建築基準法に定める設計図書に含まれない←これ覚えましょう。
日影図は冬至におけるです。たまに夏至におけると出題されますから、その時は不正解ですから


仕様書に記載される事項

建築物の設計者

建築物の計画・設計は設計者によって行われる。
主に一級建築士、二級建築士、木造建築士の三種がある。

建築士法による資格

資格内容
1級建築士建築士法に定められた資格であり、国土交通大臣の免許を受け1級建築士の名を用いて建築物の設計、工事監理等の業務を行う者。
1級建築士でなければ設計または工事監理できない建築物が定められている。
2級建築士建築士法に基づき都道府県知事の免許を受けて得られる資格。
一定限度以下の建築物の設計、監理等を行う。
木造建築士建築士法で定められた資格。
1・2級建築士に限られた建築物以外の100m2超える木造建築物を新築する場合の設計と工事監理をすることができる。
建築設備士建築設備の設計と工事監理について建築士に助言できる。
構造設計1級建築士高度な専門能力が必要とする一定の建築物について、法適合チェックが義務付けられている建築物への関与。
構造設計2級建築士


以下事柄も丸暗記すること。
設計とはその者の責任において設計図書を作成すること。
「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。 施工上の管理者とは異なる。

建築生産

建築生産は、一般の製造業が見込み生産、大量生産、工場生産であるのと異なり
注文生産、一品生産、現場生産が多い。

これ重要
施工方式には直営方式、請負方式、実費生産方式があり、おもに請負方式が多い。
請負方式とは、一式請負(一括)、分割請負、ジョイントベンチャ―(共同企業体)がある。

主な平面表示記号

出入口一般出入口一般アネモ型吹出口
空調還気ダクト空調機空調機
引違い窓エアフィルタエアフィルタ
空調給気ダクト吸込口吸込口
両開き窓両開き戸
片開き戸自由扉

主な平面表示記号pdfアイコン

この中で窓や戸などは覚えましょう。(両開き窓、両開き戸、片開き窓、方開き戸など)

建ぺい率と容積率

建築基準法では、用途地域制と連動させて容積率、建ぺい率を規制している。

建ぺい率とは建築面積の敷地面積に対する割合

容積率とは建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合

※容積率、建ぺい率とも法では%で表示さることは規定していないが、通常は%で表示される。


建ぺい率

あくまでも建築面積は真上から見たときの水平面積です。
下図のように2階の地面が大きい建物の場合は2階の面積になります。
建ぺい率
延べ床面積

建築生産と建築施工

  1. 建築生産
    • 建築生産は、一般の建造業が見込み生産、大量生産、工場生産であるのと異なり、注文生産、一品生産、現場生産の多いことが特徴である。
  2. 建築施工
    • 施工方式

      直営方式、請負方式、実費生産方式がある。一般に請負方式が多い。

  3. 請負方式

    一式方式(一括)、分割請負(分離)、ジョイントペンチャ―(共同企業体)がある。

  4. 施工計画

    工事の工程は大きく4段階大きく分けられる。

解説


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