空気環境の調整11
ポンプ・弁・配管
ポンプ
軸流ポンプ
胴体内にプロペラ型の羽根を持ち液体を軸方向に送り出す。渦巻ケ―シングを持たないポンプ
渦巻ポンプ
渦巻き状のケ―シングを備えた遠心ポンプ。渦巻ポンプには 片吸込み型と両吸い込み型がある。量が多い場合は両吸い込み型が用いられる。
多段渦巻ポンプ
高揚程を得るために2枚以上の羽根車を直列に組み込み、吸込み口から吐出口まで、順次昇圧していくポンプ
歯車ポンプ
歯車ポンプは、2個の歯車がケ―シングの中で回転し、流体を押し出す容積式ポンプで、圧力に関わらず流量がほぼ一定に保たれる。
主なポンプを述べていますが特に赤字は覚えましょう。
ポンプの運転
回転数を2倍にすると吐出し水量は2倍、揚程は4倍、軸動力は8倍になる
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これ、確実に暗記すること
サ―ジング
ポンプの水量を絞りすぎるとサ―ジングが起こりやすい。
絞りすぎはサ―ジング←これも覚えよう。
まあ、サ―ジングの意味までは問題に出ることはないと思う(たぶん、でたらごめんなさい)
キャピテ―ション
液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる物理現象である。
キャビテ―ションは吐出弁を少し絞ることで改善されることが多い。配管
蒸気配管には白ガス管(亜鉛メッキ炭素鋼鋼管)は使用しない。黒ガス管を用いる。↑
蒸気には黒ガス管これ覚える。
開放回路の配管は空気の混入により腐食が発生する。
密閉回路においても、冷温水をむやみに交換すると新しい水は溶存酸素量が多いので腐食を進行させることがある。
開放された配管は空気の混入しやすいので腐食する。なんとなくわかるけど、冷温水の水をむやみに変えるのも腐食が発生するんだって、意外な感じだよね。 冷温水の酸性が強くなければ鋼管の腐食速度は溶存酸素の量に比例するので、脱酸素剤や脱気装置によって水中の溶存酸素量を除去すれば黒ガス管でも錆の 発生は抑えることができる。
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これも重要
配管のリタ―ン方式
配管のリタ―ン方式にはダイレクトリタ―ン方式とリバ―スリタ―ン方式とがある。
下の図がその方式図です。リバ―スリタ―ン方式とは、往き管はポンプから順に各機器へ接続し、還り管はポンプから近い機器から順に遠い機器へ配管する方式。
ダイレクトリタ―ン方式とは往き管はポンプから順に各機器へ接続し、還り管はポンプから遠い機器から順に配管する方式。
圧力バランスの観点からは、配管長さが各系統で等しくなるリバ―スタ―ン方式が望ましい
配管全長が増える欠点があるダイレクトリタ―ン方式は圧力バランスのために、必要箇所に抵抗を調整する弁を入れるのが普通である。ここで重要なのがリバ―スリタ―ン方式は還り管はポンプから近い機器から順に遠い機器へ配管する方式←これ覚えること。
ブ―スタポンプ方式
冷房時と暖房時で流量が大きく異なる場合や部分負荷時に動力削減のために用いる。