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建築物の環境衛生6

音に関するまとめ


上記事柄は暗記しよう。

音の三要素

音には、自然の音と人工的な音がある。同じ音でも、聞く人によっては、快適な音、楽音にもなり、不快な音、騒音にもなる。音の聞こえ方は、音の物理的特性である音圧レベル(dB)周波数特性(Hz)、時間的変動特性等によって異なり、これら音の大きさ、音の高さ、音色を音の感覚の3要素という。

聴力と騒音

  1. ある騒音環境下で、対象とする特定の音以外の音を暗騒音という。
  2. 等ラウドネス曲線
    • 音の周波数を変化させたときに等しいラウドネス(人間の聴覚による音の大きさ、騒音のうるささ)になる音圧レベルを測定し、等高線として結んだものである。
      人の聴覚は周波数によって感度が異なるため、物理的に同じ音圧であっても、周波数によって感じる音の大きさが異なる。この聴感上の音の大きさをラウドネスと呼ぶ。

    以下が等ラウドネス曲線図です。

    等ラウドネス曲線


    等ラウドネス曲線を見ればすべての曲線が4000Hz付近で垂れ下がっています。
    これは人間の耳がこの周波数付近で一番敏感なことを示しています。
  3. C5デップ
    • 騒音性難聴(職業性難聴)の初期の特徴、縦軸に聴力レベル、横軸に 周波数をとってグラフ(オ―ジオグラム)で聴力を調べると5番目のCの音付近(およそ4000Hz)付近の聴力が低下し、 グラフにくぼみができることから騒音性難聴の特徴をC5デップという。

      オ―ジオグラム


      これを見れば4k付近でくぼみができでいるのがわかります。
      上記図は覚えよう

  4. マスキング
    • 一つの音により、他の音が遮へい(マスク)されて聞こえなくなる現象。
      つまり、テレビを観ているときに、近くで掃除機などを使用されると、テレビの音が聴こえなくなることがあると思います。
      このようなことをマスキングと言います。

騒音とその影響

ヒトの聴力は、一般的に20前後で最も良く、加齢によって、高い周波数から次第に低い周波数域に聴力の低下が見られる。これを加齢性難聴(老人性難聴)という。
こうした聴力低下には、周辺の騒音、テレビ等の音声や音、自分の活動による騒音も含めた全ての音が関係する。

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