- 循環器系
- 体全体へ酸素と栄養を供給する。
- 感覚器系
- 外部からの ■■■に伝える。
- 免疫系
- 病原微生物の侵入を抑制
- 呼吸器系
- 体内へ酸素を摂取する。
- 内分泌系
- ホルモンで生体機能の恒常性を維持する。
環境の構成要因
- 物理的要因
- 温度、湿度、気流、熱、光、音など
- 化学的要因
- 空気、酸素、二酸化炭素、オゾン、一酸化炭素、硫黄酸化物など
- 生物学的要因
- 植物、ウイルス、細菌、寄生虫、昆虫、ねずみ、動物など
- 社会的要因
- 文化、教育、産業、経済、情報、交通など
体温
温度の高い順から
直腸温 > 顔 > 手 > 足常温で安静時の人体からの放熱量
- 放射・・・・・・・・ 45%
- 伝導・対流・・・・・30%
- 蒸発・・・・・・・・25%
冷房障害
- 長時間体が冷えると発生
- 冷房時は室温と外気温の差を7℃以上にしない。
- 足が冷える、体が冷えるという症状は男性よりも女性に多い。
- 冷房時には温度だけでなく湿度・風速にも注意
冷房病対策
- 外気温と室温の差を7℃以内とする。
- 風速を弱くする。
- 直接、 風に当たらない。
- 軽い運動をする。
- 足元が冷えないようにする。
低湿度の影響
- 冬期は低湿度になりやすい。
- 静電気が発生
- ウイルスに感染しやすい
- 鼻やのどの粘膜に乾燥しやすい。
- アトピ―性皮膚炎や 気管支喘息の患者では、低湿度が悪化因子となりうる。
高湿度の影響
- 蒸し暑い不快感を感じる。
- 結露の発生。
- かびやダニが発生。
- 建材の腐朽。
- アレルギ―疾患の発生。
基礎代謝量
- 基礎代謝量とは、目覚めている状態で生命を維持するための必要な最小限のエネルギ―消費量のこと。
- 基礎代謝は早朝覚醒後の空腹時で仰臥位(あおむけの姿勢)におけるエネルギ―代謝量に等しい
- 日本人の30歳代の平均的基礎代謝量は、男子は約1,452kcal/日、女子は約1,167kcal/日である。
単位時間単位体表面積当たりでは、男子は約35.3kcal/m2/時、女子は約32.1kcal/m2/時となる。 - 体表面積当たりの基礎代謝量は幼少期で最大となり、成人の1.6倍、以降20歳代までに急速に低下し、その後は大きく変化はない。
- 季節の影響では基礎代謝量は夏低く冬高い。
- 安静座位時の代謝量は基礎代謝量の20%増しであり、睡眠時の代謝は基礎代謝量の95%程度である。
放熱
放熱は伝導、対流、、放射、蒸発によって行われる。
気温が35℃以上なると有効な放熱経路は蒸発のみになる。
水分1gが蒸発すると0.585kcalの気化熱が蒸発面から奪われる。
常温安静時の人体からの放熱量は
伝導・対流が30%、放射が45%で蒸発が25%で一番少ない。
快適温度
多くの実験から平均皮膚温と温冷感申告には、皮膚温が低いと寒い、皮膚温が高いと暑いと感じる一次相関 が見られることが多い。 平均皮膚温は通常は33℃~34℃程度で35℃を超えると暑さを感じ、31℃を下回ると寒さによる不快感を感じる。
- 平均皮膚温・・・・33℃~34℃
- 暑さを感じる・・・35℃
- 寒さを感じる・・・31℃
- 不快な冷たさ・・・21℃
- 極限・・・・・・・15℃
- 痛み・・・・・・・10℃
快適性に影響する因子
環境因子
- 気温
- 湿度
- 風速
- 熱放射
人間側の因子
- 着衣量
- 作業強度
- 夏の快適温度は、冬に比べ2~3℃高い。
- 女性の方が男性よりも1~2℃高い。
- 高齢者は若者に比べ寒さを感じにくい。
発汗
汗をかくことを発汗という。
汗腺には実際に汗を出す能動汗腺と汗を出さない不能汗腺がある。