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令和2年年度建築物の構造概論「過去問題解説3」

問題101

建築物の防火に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 避難安全検証法や耐火性能検証法は、建築基準法令に定められている性能規定である。
  2. 火災荷重とは、建築内の可燃物量を木材換算した単位床面積当たりの重量のことである。
  3. 火勢は、窓などの開口条件によらず、建築内部の可燃性物量が多いほど激しくなる。
  4. 避難経路となる廊下や階段に煙が浸入しないよう、防排煙対策が必要である。
  5. 特定防火設備とは、シャッタや防火扉等、火災を閉じ込めることができる設備のことである。


解説

答え【3】

(3)が誤りです。火勢は、窓などの開口条件にも関係してきます。
後の選択枠も重要です。
ここがポイント

(1)の避難安全検証法とは火災の発生後、安全に建築物から避難できることを検証する方法。


類似問題

問題102

建築物の避難計画、避難施設等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 高層ビルなどに設けられる特別避難階段とは、防排煙対策が講じられた安全性の高い直通階段のことである。
  2. すべり台や避難ロ―プは、消防法で定められている避難器具に含まれる。
  3. 非常用の照明装置における避難上有効な照度は、光源がLEDランプの場合、白熱電灯の倍の2lx以上としなくてはならない。
  4. 高層ビルでは避難の完了に時間を要するため、誘導灯の点灯継続時間は60分と定められている。
  5. 高層ビルの避難計画では、効率的な避難が行えるよう、2以上の避難階段は、できるだけ近接して配置するのが望ましい。


解説

答え【5】

(5)ですが、火災・煙によって2の避難階段がいっぺんに使用できなくなるのを防ぐために避難階段は適切な距離を取って、離して設置する。
ここがポイント

(2)の避難器具には以下のようなものがあります。


類似問題

問題103捨て問題

防犯・防災の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 防犯用ネットワ―クカメラは、撮影した高解像度の映像を伝送でき、高画質なシステムを構築する。
  2. アクティブセンサとは、人などの発熱体を赤外線で検知し、その発熱体が移動する場合に動作する防犯センサである。
  3. 夜間無人となる建物の機械警備業務では、異常発生時には25分以内に警備員が駆け付けなくてはならない。
  4. 大規模事業所においては、従来の防火管理者、自衛消防組織に加えて、大地震などに備えた防災管理システムを置くこが必要である。
  5. 入退室管理システムには、緊急避難時において、電気錠の一斉開錠機能をもたせることが必要である。


解説

答え【2】

(2)の説明はパッシブセンサです。
パッシブセンサは人感センサと呼ばれてるものです。
人体から発する熱を検知して、室内に人がいることを感知する。
アクティブセンサは赤外線ビ―ムを発射してそのビ―ムを反射したりさえぎったりした物体を検出します。


ここがポイント

令和2年問題103

(3)ですがなぜビル管理士試験で出題されたのか謎の問題ですが
これは

機械警備に関する努力義務(警備業法)
警備業法によれば、機械警備業務を実施するにあたっては、警備会社がセンサ―等で異常発生を覚知してから遅くとも25分以内に警備員を現場に到着させ、もしくは速やかに都道府県警察に通報して司直の介入を仰ぐことが「努力義務」として規定されている。
とあります。あくまでも努力義務で絶対25分以内に到着しないといけないというような規定ではありません。


類似問題

問題104

建築物に関連する法令に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 消防法における特定防火対象物にあっては、消防用設備等の設置及び維持に関する規定は、新規に建築される建築物に限られる。
  2. 高さ31mを超える高層建築物の管理者は、消防法における防火管理者を定め、消防計画を作成する。
  3. 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(以下「バリアフリ―法」という。)でいう建築物特定施設には、出入口、階段、便所がある。
  4. 建築主は、バリアフリ―法における2,000m2以上の特別特定建築物を建築しようとするときは、建築物移動等円滑化基準に適合させなければならない。
  5. 建築物の耐震改修の促進に関する法律における耐震改修とは、地震に対する安全性の向上を目的として、増築、改築、修繕、模様替若しくは一部の除去又は敷地の整備をすることをいう。


解説

答え【1】

(1)は消防用設備等の設置及び維持に関する規定がさかのぼって適用されるので、常に現行の規定に基づいて消防用設備等の設置、維持に努めなければならない。(消防法第17条)
とあり 新規に建築される建築物に限られるわけではありません。
ここがポイント

後の選択枠も重要です。


類似問題

問題105

建築物の維持管理に関する略語とその内容の組合せとして、最も不適当なものはどれか。

  1. BCP―――――――事業継続計画
  2. BEMS――――――ビルエネルギ―管理システム
  3. POE―――――――建築物使用者の観点による性能評価システム
  4. LCC―――――――建物の生涯にわたって必要なすべての費用
  5. CASBEE――――――発注者の要求品質を実現するための管理プロセス


解説

答え【5】

(5)のCASBEEは建築物の環境性能を総合的に評価するシステムです。
ここがポイント


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