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令和1年度給水及び排水の管理「過去問題解説7」

問題136

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 大便器洗浄弁の必要水圧は、70kPaである。
  2. 小便器の排水状態は、6ヵ月に1回、定期に点検する。
  3. 洗面器のトラップの接合部における緩みの有無は、2ヵ月に1回、定期に点検する。
  4. 大便器の洗浄タンク内の汚れ状態は、1年に1回、定期に点検する。
  5. JISA5207では、節水Ⅱ形の大便器の洗浄水量は、6.5L以下としている。


解説

答え【4】

大便器の洗浄タンク内の汚れ状態は、6ヵ月に1回、定期に点検すること。
ここがポイント

区分項目回数
大便器・小便器取り付け状態6ヵ月に1回
排水状態6ヵ月に1回
洗面器取り付け状態2ヵ月に1回
排水状態6ヵ月に1回
洗浄タンク詰まり、汚れ6ヵ月に1回
水量調節等6ヵ月に1回

大便器等の洗浄水量はJISA5207で決められています。

JISA5207についてもっと詳しく知りたい方は以下を参照ください。

ここをクリック

器具kPa
一般水栓30
大便器洗浄弁70
小便器洗浄弁70
ガス瞬間湯沸かし器4~5号40
ガス瞬間湯沸かし器7~16号50
ガス瞬間湯沸かし器22~30号80
シャワ―70


類似問題

問題137

厨房排水除害施設に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 生物処理法は、浮上分離法に比べて発生汚泥量が多い傾向にある。
  2. 動植物油の除去が主な目的である。
  3. 浮上分離法としては、一般的に加圧浮上法が用いられる。
  4. 施設のコンクリ―ト壁面などは、腐食対策が必要となる。
  5. 施設から発生する汚泥は、産業廃棄物として処理する。


解説

答え【1】

まず、除害施設について簡単に説明します。
一定規模以上の厨房施設を有する事業所は、水質汚濁防止法に基づく特定施設に該当するため、河川等の公共用水域や下水道に排水する場合に、排水の水質基準の規制を受ける。

各建物等から排水を下水道に放流する前に、悪影響をあたえる有害物質や油脂分を一定量以下にする目的で除害施設の設置を定めています。

ちゅう房排水除害施設は動植物油の除去が主で、現在では生物処理法が用いられている。
以前は、浮上分離法が主流であったが、発生汚泥量が多く、ランニングコストも生物処理法に比較して高いため採用されなくなっている。
ここがポイント

参考までに生物処理法及び浮上分離法のフロ―シ―トを記載しますが、そこまで覚える必要はないと思います。

生物処理法及び浮上分離法のフロ―シ―ト

生物処理法としては、酵母菌や油分解菌を用いた処理方法が一般的である。
浮上分離法は、凝集剤を添加して加圧浮上槽で加圧した気泡と、凝集剤を接触させて浮上分離させる加圧浮上分離法が一般的である。
類似問題

問題138

浄化槽法で規定されている事項として、誤っているものはどれか。

  1. 浄化槽製造業の登録制度
  2. 浄化槽工事業の登録制度
  3. 浄化槽保守点検業の登録制度
  4. 浄化槽清掃業の許可制度
  5. 浄化槽設備士及び浄化槽管理士の国家資格


解説

答え【1】

浄化槽製造業は登録制度ではなく国土交通大臣に型式認定申請を行う。
ここがポイント

この問題はわかりにくいですが

ということです。
類似問題

問題139

下図のように、一次処理装置、二次処理装置からなる浄化槽において、一次処理装置のBOD除去率が30%、二次処理装置のBOD除去率が50%であった場合、浄化槽全体のBOD除去率として、最も適当なものは次のうちどれか。

令和元年問題39

  1. 35%
  2. 40%
  3. 50%
  4. 65%
  5. 80%


解説

答え【4】

まず、BOD除去率とはし尿浄化槽の性能を表す指数のこと。
汚水が流入して、放流されるまでにどれだけのBODが除去されたかを表す。

一次処理で30%を除去しますから70%が残ります。
二次処理の50%というのは二次処理に流入した分の半分を除去するという事です。
70%×0.5(50%)=35%のBODが残るので、系全体のBOD除去率は65%になります。


ここがポイント


類似問題

問題140

消火設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 連結散水設備は、消火活動が困難な地下街に設置される。
  2. 閉鎖型予作動式スプリンクラ設備は、アトリウムなどの大空間に設置される。
  3. 屋内消火栓設備は、建築物の関係者や自衛消防隊が初期消火を目的として使用するものである。
  4. 粉末消火設備は、消火薬剤として炭酸水素ナトリウムなどの粉末を使用する。
  5. 泡消火設備は、駐車場や飛行機の格納庫等に設置される。


解説

答え【2】

予作動式スプリンクラ―設備は、おもに通信機器室や電算室など、スプリンクラ―ヘッドの破損などによる水損を特に避けたい対象物に用いられるスプリンクラ―設備です。
湿式スプリンクラ―設備と同様、天井高さが10m以下(物販用途等は6m以下)の部分に設けることができます。

アトリウムなどの大空間には放水型ヘッド等スプリンクラ―設備のほうが適当と言えます。

放水型ヘッド等スプリンクラ―設備は、おもにアトリウムや展示場など、高天井部分(10mを超える部分、物販店舗等は6mを超える部分)に設けるスプリンクラ―設備です。

この設備には、壁面あるいは天井面に設置された固定式ヘッドから一斉に放水する方式と、放水銃など放水範囲が変えられる可動式ヘッドを用いた方式があります。
ここがポイント


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