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平成30年度空気環境の調整「過去問題解説7」

問題76

室内環境の測定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 微生物の測定には、ATP法がある。
  2. アスベストの測定には、分析透過電子顕微鏡法がある。
  3. 臭気の測定には、官能試験法がある。
  4. 花粉アレルゲンの測定には、表面プラズモン共鳴法がある。
  5. オゾンの測定には、赤外線吸収法がある。


解説

答え【5】

オゾンの測定には以下の測定器です。 赤外線吸収法は二酸化炭素です。
ここがポイント


類似問題

問題77

浮遊粉じんの測定に関する次の文章の[  ]内の語句のうち、最も不適当なものはどれか。

建築物衛生法の測定対象となる浮遊粉じん濃度は、粉じんの[(1)化学的組成]を考慮することなく[(2)幾何相当径]がおおむね[(3)10μm以下の粒子状物質]を対象として、[(4)0.15mg/m3]以下と規定されている。標準となる測定法は[(5)重量法(質量濃度測定法)]である。

  1. 化学的組成
  2. 幾何相当径
  3. 10μm以下の粒子状物質
  4. 0.15mg/m3
  5. 重量法(質量濃度測定法)


解説

答え【(2)】

(2)は相対沈降径が正しい。

相対沈降径とは粉じんの直径を空気中において当該粉じんと等しい沈降速度を示す比重1の球の直径で表したもの。


ここがポイント

建築物衛生法の測定対象となる浮遊粉じん濃度は


類似問題

問題78

環境要素とその測定法との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. オゾン――――――――検知管法
  2. 酸素―――――――――ポ―ラログラフ方式
  3. 硫黄酸化物――――――溶液導電率法
  4. 二酸化炭素――――――非分散型紫外線吸収法
  5. 一酸化炭素――――――定電位電解法


解説

答え【4】

二酸化炭素は非分散型赤外線吸収法が正しい。

「赤外線吸収式」とは、多くのガスが各々固有の赤外線波長を吸収する性質を利用して、試料ガスに赤外線を放射した時、どの波長がどれくらい吸収されたかを調べて、試料ガス中の成分と濃度を測る方式で、「非分散形」は光源から放射される全波長の赤外線をそのまま用いる方法です。 非分散形赤外線吸収式は、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、炭化水素(HC)等の多くのガス測定に広く用いられています。


ここがポイント

その他主な測定法には以下にあります。

    
空気環境物質主な測定法
一酸化炭素検知管法
定電位電解法
ガスクロマトグラフ法
酸素ポ―ラログラフ法
ガルバニ電池法
二酸化炭素検知管法
非分散型赤外線吸収法
ガスクロマトグラフ法
窒素酸化物ザルツマン法
化学発光法
フィルタバッジ法
硫黄酸化物紫外線蛍光法
溶液導電率法
臭気官能試験
オルファクトメ―タ法
ダニアレルゲンエライザ(ELISA)法
オゾン検知管法
紫外線吸収法
化学発光法
放射線シンチレ―ション検出器
アスベストX線回析分析法
光学顕微鏡法
赤外線吸収スペクトル法
花粉アレルゲン表面プラズモン共鳴法
浮遊微生物培地法
フィルタ法
衝突法
ATP法
換気量トレ―サガス減衰法
直接風量測定法
二酸化炭素濃度減衰法
浮遊粉じんロ―ボリウムエアサンプラ
デジタル光散乱型粉じん計
圧電天秤法
ラドンパッシブ法
アクティブ法

類似問題

問題79

空気汚染物質とその濃度又は強さを表す単位との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

  1. アセドアルデヒド―――――μg/m3
  2. 真菌―――――――――――CFU/m3
  3. アスベスト――――――――本/L
  4. ダニアレルゲン――――――Bq
  5. 浮遊粉じん――――――――mg/m3


解説

答え【4】

Bq(ベクレル)は放射能の単位です。放射能の単位には他にSv(シ―ベルト)がありますが、
シ―ベルトとは放射能の人体への影響量を表す単位である。

シ―ベルトは外部被曝や内部被曝で実際に人体が影響を受ける線量を表す単位で、「1時間あたり1ミリシ―ベルト」の様な形で用います。 ベクレルとシ―ベルトの違いは、ベクレルが本質的な量を表すのに対して、シ―ベルトは人体に影響のある数値を表すと考えればいいでしょう。

ダニアレルゲンの単位にはng/m3などがあります。


ここがポイント

今まで出題されたことのある単位

汚染物質単位出題年度
アセトアルデヒドμg/m3平成30年
真菌CFU/m3平成30年
アスベスト本/L
f/cm3
f/L
平成30年、平成29年、平成23年
平成28年
平成27年
浮遊粉じんmg/m3
cpm
平成30年
平成26年
キシレンμg/m3平成29年
放射能Bq平成29年、平成26年
二酸化窒素ppb平成29年、平成26年、平成23年
パラジクロロベンゼンμg/m3平成28年
浮遊細菌CFU/m3平成28年、平成27年
二酸化硫黄ppb平成28年
トルエンmg/m3平成27年
ダニアレルゲンng/m3平成27年
オゾンμg/m3平成26年
浮遊微粒子個/m3平成23年
ラドンガスBq/m3平成23年

類似問題

問題80

建築物衛生法に基づくホルムアルデヒド測定法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 分析機器を用いて正確に測定値が得られる精密測定法と、現場で簡便に測定値が得られる簡易測定法がある。
  2. DNPH-HPLC法(DNPHカ―トリッジ捕集―高速液体クロマトグラフ法)に用いるDNPHカ―トリッジは、冷蔵保管が必要である。
  3. DNPH-HPLC法によるパッジブ法の試料は、電動ポンプを用いて採取する。
  4. 検知管法においては、サンプリングに電動ポンプを使用する。
  5. 簡易測定法は、妨害ガスの影響を受けることがある。


解説

答え【3】

サンプリングの方法にはアクティブ法とパッシブ法があります。

アクティブ法は、吸引ポンプ(電動ポンプ)を用いて室内の一定量の空気を吸引し、吸引入り口に取り付けた捕集管で採集するものです。

パッシブ法は、シンプルな空気採取方法です。吸引ポンプなどは用いずに、部屋の中に捕集剤 (サンプラ―)を吊るして自然に化学物質を吸着させます。化学物質は濃度の高いところから低い ところへ分子拡散する性質(拡散原理)があります。この拡散原理を用いています。

アクティブ法とパッシブ法の最大の違い は、アクティブ法では30分、パッシブ法では24時間なる測定時間が大幅に異なることです。


ここがポイント


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