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平成27年度給水及び排水の管理「過去問題解説3」

問題116

給水設備の保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 定水位弁・電極棒等の貯水槽の附属装置の動作不良により、断水・溢水(いっすい)事故を起こすことがある。
  2. 管更生工法の一つに、合成樹脂ライニングによる工法がある。
  3. 給水ポンプの電流値が変動している場合は、異物のかみ込みのおそれがある。
  4. 高置水槽の清掃は、受水槽の清掃の前に行う。
  5. 防錆剤の使用は、配管の布設替えが行われるまでの応急処置とする。


解説

答え【4】

(4)は受水槽の清掃は、高置水槽の清掃の前に行う。
必ず清掃は受水槽の後に高置水槽を行うこと。

受水槽

受水槽と高置水槽の関係は、高置水槽の水位が下がると揚水ポンプで受水槽の水を高置水槽に揚水致します。
従って先に高置水槽を清掃するということは清掃前の受水槽の水で高置水槽を清掃することになります、

それと、もう一つは受水槽清掃後水質検査を行い、遊離残留塩素の場合は0.2ng/L以上、結合残留塩素の場合は1.5mg/L以上あることを確認する。とありますが、受水槽の清掃後は 残留塩素が中々検出されにくい傾向にあります。
そのため捨て水を兼ねてその水で高置水槽の清掃を行う。


ここがポイント


類似問題

問題117

給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ボイラは、伝熱面積とゲ―ジ圧力により、一般ボイラ、小型ボイラ、簡易ボイラに分類される。
  2. ガスマルチ式給湯機は、小型のガス瞬間湯沸器を複数台連結してユニット化したものである。
  3. 中央式給湯方式は、給湯箇所の少ない事務所建築に採用される。
  4. 循環ポンプは、背圧に耐えることができるものを選定する。
  5. 逃し管には、弁を設けてはならない。


解説

答え【3】

(3)の中央式給湯方式は給湯箇所の多いホテル・旅館・病院で採用されています。

平成27年問題117

図のように別に熱源機械室等を設けボイラ等で加熱機器で貯湯槽の湯を加熱して各場所へ湯を送る方式で、大規模な建築物等で採用されています。
ここがポイント

(1)については

ボイラの分類

画像提供:一般社団法人 日本ボイラ協会


類似問題

問題118

給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 業務用皿洗い機のすすぎ用給湯温度は、70~80℃である。
  2. 貯蔵式湯沸器は、90℃以上の高温湯が得られ、飲用として利用される。
  3. ガス瞬間湯沸器の能力表示で1号とは、約1.74kWの加熱能力である。
  4. 総合病院における使用湯量は、40~80L/(床・日)程度である。
  5. レジオネラ属菌の発生を防止するために、貯湯槽の貯湯温度は常時60℃以上とし、ピ―ク使用時においても55℃を確保する。


解説

答え【4】

(4)の総合病院における使用湯量は、150~200L/(床・日)です。
総合病院とかは入院患者さんとかもいるので、40~80L/(床・日)は少ないと思います。
ここがポイント

給湯量(1日あたりの設計給湯量)
事務所7.5~11.5L/(人・日)
総合病院150~200L(人・日)
ホテル客室75~150L/(人・日)
集合住宅75~150L/(人・日)
住宅75~150L/(人・日)
飲食店30~70L/(m2・日)、3.1~16L/食
工場20L/(人・日)

(3)のガス瞬間湯沸器の能力表示で1号とは、流量1L/minを25℃上昇させる能力をいい、約1.74kWの加熱能力のことをいいます。
(5)はレジオネラ属菌は55℃以上で死滅するといわれていますので、ピ―ク使用時においても55℃を確保する必要があります。


類似問題

問題119

給湯設備に使用される材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 返湯管に銅管を用いる場合は、潰食を考慮して管内流速を2.0m/s以下とする。
  2. 給湯設備に用いる金属材料の腐食速度は、同じ材料が給水設備で使用される場合よりも速くなる。
  3. 金属材料の曲げ加工を行った場合には、応力腐食の原因になる。
  4. ステンレス鋼管は、酸化被膜による母材の不動態化によって耐食性が保持される。
  5. 耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の使用温度は、90℃以下である。


解説

答え【1】

(1)は循環量が多いと返湯管において管内流速が速くなり腐食の原因となるので、返湯管に銅管を用いる場合は潰食を考慮して管内流速を1.2~1.5m/s程度以下とする。
ここがポイント


類似問題

問題120

給湯設備の加熱装置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. ガス瞬間式給湯機には、給湯の他にセントラルヒ―ティング用の回路を内蔵したものがある。
  2. 間接加熱方式は、蒸気や高温の温水を熱源として、加熱コイルで給湯用の水を加熱する。
  3. 給湯を停止できない施設では、貯湯槽の台数分割が必要になる。
  4. 貯湯槽の容量が小さいと、加熱装置の発停回数が多くなる。
  5. 給湯用貫流ボイラは、出湯温度が安定しているので、シャワ―を有する給湯設備に適している。


解説

答え【5】

(5)の給湯用貫流ボイラは、温水を取り出す小型ボイラで、水管群により構成され耐圧性に優れていますが、缶水量が少なく、出湯量の変化により出湯温度が変動しやすいので シャワ―を有する給湯設備等には適していない。
ここがポイント

(1)のセントラルヒ―ティングとは、一箇所に給湯器熱源装置(ボイラ―など)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房方式 。

(2)については直接方式と間接方式があります。
直接加熱式

燃料や電気によって直接水を加熱する装置からの湯を使用する方式。
電気温水器、電気湯沸し器、真空式・無圧式温水発生器、貫流ボイラ―等

間接加熱式

蒸気や高温の温水を熱源とし、加熱コイル等によって給湯用の水を加熱する方式。


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